今日も水をゴクゴクと飲んでいるエンマコオロギですが、飲んでいる時間はおおよそ30分以上です。
それだけ吸引力が弱いのか、あるいは休み休み飲んでいるのかは不明ですが、いずれにしろ好きなことを好きなだけやっている日常なわけです。
小さな生き物を飼うとき、もしかしたら盲点になっている点が水やりかもしれません。犬とか猫とか鳥とかは水をあげることは極めて普通ですが、昆虫などの場合におろそかにされている場合があります。野菜から水分は摂れるだろ、えさだけでいいだろ、そう思いがちです。
しかし、少なくても自分が今まで飼ってきた生き物は、実によく水を飲みました。コオロギ、スズムシ、アリ、カマキリ、そしてカタツムリもよく水を飲みます。他のものから水分を摂取できるにも関わらず、それとは別に水を飲むことを毎度毎度観察していますので、何を飼うにも水はあげたほうがいいかもしれません。
例外はミルワームでしょうか。乾燥したパンくずだけで成虫になります。まあキャベツをあげた時には食べていましたので、水をあげてはいけないといったことでもないようです。
乾燥地帯に生息する生き物などは水分の摂取量は少なくていいようです。また、猫は犬ほど水を飲まないそうです。生き物それぞれの生態や体質をある程度は知って飼うことも大切だと思います。
個人的には、3cmあたりからは個別に水を与えてもいいと思います。
アリでも、ワーカーが2cmを超えるような種類は水を与えると食いがよくなる、という報告もあるようです。
ミルワームは水で湿らせすぎるとかえって全滅したりしますが、霧吹きで時々ちょっと湿らせる程度はいいらしい。
湿らせなくても全然育ちますが。
虫全体から見れば、ミルワ形式も例外ってほどでもないと思われ。
問題は時々不器用なヤツは溺れる、というところ。
ミルワーム飼育の時はパン粉が主食だったので、水分が無いせいかカビとか腐敗とかが一切無くて、すごく楽な飼育でしたw
それでもキャベツは食べるだろということであげてみたら、チョウの幼虫のごとく食べたので水分補給もたまにはいいなと思った次第。
自然界は雨とか夜露とか雪融け水とかで、けっこう水があるといえばありそーです。そんな水を飲んでいるんでしょうな(^O^)
パン粉でも生肉でも虫の死骸でも草でも何でも食べます。
ある意味、コオロギより貪欲なのではないでしょうか。
自然界でもやたら色々食べて、穀物害虫にまでなっているそうですし。
穀物って、ネズミも食えば人も食う、ミルまで集まるのを見ると、よっぽど美味しいんですな。
穀物は栄養満点ですからねー。
植物が自分の子孫のために蓄えた赤ちゃん食なので、鶏の卵でいうと黄身の部分になりそうです。
その黄身もまたおいしく、こりゃまいったw
栄養分の貯蔵庫である肝臓はライオンが一番初めに食べるところですし、レバニラ炒めもまたおいしく、さらにまいった(^Д^)