2013年05月24日
老夫婦の息の合った産卵行動

アオモリマイマイの老夫婦ペアが、2匹同時に産卵行為を始めました。


老夫婦の息の合った産卵行動

間違いなく産卵するための穴を掘り、まさにこれから卵を産む態勢に入っています。

カタツムリは普通1匹ずつ個々に穴を掘って卵を産みますが、カタツムリを飼っていてこのような場面に遭遇したのは初めてであり、非常に興味深いシーンです。
これはどういう意味なのか、ちょっと推測してみます。

●推測1:1+1=3を狙った老体の知恵
カタツムリは穴を掘るのに丸一日ほどかかり、体力をかなり消耗します。老体であればそれは大変な行為です。
片方が産卵の穴を掘り始めたのを振動や匂いで気付き、たまたま産卵のタイミングであったもう片方の個体が同じ位置を掘り始めたのかもしれません。
同じ位置を掘ることによって時間も体力も1匹で掘る時よりは軽減され、産み落とされた卵も数多く固まることによって乾燥などの環境変化に耐えることができます。
老体になると一度に産む卵の数も少なくなり、卵の表面の粘液による卵同士の相互互助効果も少なくなるので、数多く固まっていたほうが都合がいいわけです。

●推測2:援助するという行為
片方が産卵のために穴を掘っているのをもう片方が気付き、穴掘りを援助しているのかもしれません。この場合、卵を産もうとしているのは1匹だけになります。
2匹で長く一緒にいるとお互いがペアであることを知り、普段の身の周りのことから子孫繁栄に至るまで協力するということは必ずしも無いとは言えないのではないかと思います。

■まとめ
いずれにしても、相手を少なくても"知り合い"と認識しており、偶然出会ったよそ者ではないと思っているはずです。何年も一緒にいれば相手に対する警戒心などはゼロに近いと思われ、むしろプラスのベクトルがはたらいて互いに利を得ようとするかもしれません。
"知り合い"という認識は匂いや味で判別していると思われますが、仮に多数の個体がいた場合にそれぞれを認識できるのかについてはわかりません。しかし、2匹だけの環境が長く続いている場合、認識のレベルがONかOFFかぐらいにまで単純化されているなら、それは難しいことではないのかもしれません。

■証明
産卵するのは両方なのか一方だけなのか、それを確認するためにビデオカメラを回しっぱなしにして撮影を実施します。
うまく撮ることができればいいのですが、産卵には24時間以上かかることもあり、その間定期的にメモリーをクリアしなければならないところがつらいところ。追って続報します。


posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(2) | カタツムリ〜2013年 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同じ種類のツムは同種なことを認識してくんずほぐれつ状態になりますが、異種だとケースの淵を向かい合って進んできてもお互い避けますね。
人間の感情の目からみると、知りあいというよりパートナーとして認識していてほしいなあ。
Posted by ぱぼ at 2013年05月25日 00:59
>ぱぼさん
やっぱり、匂いみたいなものがあって、それで同種かどうかぐらいは判別しているかもですねー。
同種の中でも匂いに違いはあるかもしれないので、それで知り合いかどうかはわかるかも。
いつもの匂いならば、今カレということになりますな(^Д^)
Posted by ぁぃ♂ at 2013年05月25日 11:53
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
ページトップへ戻る

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。