
現在のエダマメの状況。左4つが本隊で右2つが予備隊です。1鉢に2苗の発芽を想定しているので、それが叶わない場合に予備隊の出番となります。最終的にはペアの4鉢がプランターに定植されます。

双葉はどの苗も傷みが激しく、右上の苗は発芽の際に千切れてしまいました。
土は予備隊以外は種蒔き土100%なので、比較的粒子は細かいです。なのにこの傷。これは土のせいではないようです。
最初に硬い種を水につけて柔らかくしましたが、その際に水を吸った種が2倍近くまで大きくなりました。
こんなに大きさが変わるということは水を多く吸ったということですが、同時に柔らかくもなったはずであり、剛性的には弱くなったと思われます。
また、柔らかくなると同時に膨張による亀裂が発生したとすれば、この傷は膨張による自らの割れのようにも見えてきます。
発芽の際に土の中で上に向かって伸びるとき、子葉やその付け根がもろくなっていれば、土の中でとれてしまうことはありそうです。一部には子葉同士の癒着もあったので、かなりふやけていたのかもしれません。
このような現象がみられたということは、子葉にはあまり水を含ませてはいけないのではないかと思います。最初に水につけたことはNGだったのかもしれません。また、土についても蒔く前や蒔いた後の水分量を少なめにしたほうがいいかもです。湿っている程度の土で子葉を膨らませ、根が伸びるときにやや硬い状態の子葉が上にせり上がってくるようにすれば、しっかりした状態で地面に顔を出しそうです。
双葉(子葉)が傷だらけだからもう生きられないといったことではないですが、双葉から送られる養分は定量よりもかなり減るので、初期の生長への影響は大きいと思います。
そうなると本葉での光合成や緊急追肥で乗り切れるわけもなく、ましてや健康な株と同じレベルに追いつけるはずもなく、収穫を目指す野菜としてはだめということになります。
はてさて、エダマメ栽培でいきなり壁にぶち当たりました。なんとしてでも子葉が健康な状態で地上に顔を出すようにしなければならないということになります。
過湿はNGだが高温でないと発芽しないということは、真夏に湿らせた土に蒔いて一気に発芽させるような進め方がいいことになります。しかし、北国では真夏の後はすぐ秋が来て冬が来るので、実が膨らむころには気温も10℃を切っているかもしれません。
種はまだあるので、もう一度種蒔きからやり直そうかと思います。改善点は以下の通りです。
・事前に水に入れてふやかすことはしない
・深めのポットに蒔く
・土の水分量を減らすために水蒔き後のポットを一晩寝かせる
・パネルヒーターを使った温室で一気に発芽させる
温室等の準備が必要なので、種蒔きは今月中の予定。温室は前にニンジンの時に造った自家製温室を少し改造するか、類似品を簡易的に造って使う想定です。
いやはや、エダマメ栽培、非常にデリケートw