
ここで温室発芽作戦を実施していたエダマメが4日経過して発芽しました。

それぞれに3個の種を蒔いていますが、正しい発芽温度のもとなのでみんなそろって一斉に発芽しました。真ん中のポットは2つしか見えませんが、土がひび割れて盛り上がっているので3つ目も間もなく地上に顔を出すでしょう。
前に発芽した時には子葉に傷みや割れがかなり発生しましたが、今回はかなりきれいな状態です。これについては、子葉が開いた段階で改めてアップします。

地上に顔を出した芽の種皮にカビの菌糸が見えますが、許容範囲だと思います。ただ、理想としては種皮を土の中に残して出てきてほしかったわけです。これは、種と土との摩擦がまだまだ足りなかったか種の深さが浅かったか土の転圧が足りなかったのが原因だと思います。
芽が出る過程で種皮が土に引っかかるようにして脱げるのがいいのであって、種皮をかぶった状態で乾燥が進むと子葉を開けないばかりか光合成も進みません。今回はミニマムなベランダ菜園なので外科手術が可能ですが、大規模な畑だとこれは大きな問題になると思います。
とりあえず外に出して太陽光を浴びさせますが、種皮の切除手術も同時にやりたいと思います。
種皮をうまく脱がすようにするにはどうすればいいかが課題です。考えられるのは以下の点です。
・種を蒔く深さをさらに深くする
・蒔いたあとにかぶせる土の転圧をさらに強くする
・土自体の粘度をあげる(黒土系を混合)
・土自体の摩擦をあげる(細粒軽石や砂を混合)
写真の種皮の裂け方を見ると裂けきってないようにも見えますが、種皮と土との間に十分な摩擦があれば脱げると思います。というのも、子葉と種皮との間は少しぬるぬるしており、脱げやすくはなっています。
別の考えとしては、発芽環境をもう少し穏やかにしてゆっくり発芽するようにすれば、カビがさらに進行して種皮が柔らかくなるのでしょうか。ただ、これは種の腐敗と紙一重なので、むずかしいところです。
いやはや、でかい種は何気に難しい次第。でも収穫はでかい実を期待するので人間とは困った生き物です。