2013年06月11日
先日、コメント欄で「卵の採集のもようを記事に書いたことが無いか」との質問があり、そういえば書いたことが無かったので書いてみようかなと思っていたところ、タイミング良く老夫婦の筋有り個体が産卵したので、この卵を使って書いてみようと思います。


カタツムリの卵の採取方法

砂利を敷いた飼育ケースで飼っている場合、カタツムリは砂利を掘って産卵します。木炭などの設置物がある場合、それを押しのけてその下に産むこともあります。今回はそのパターン。
このふたつの木炭はくっついた状態で置いていましたが、その隙間を押し広げ、さらに砂利を掘って産んでいます。


カタツムリの卵の採取方法

まずは木炭を撤去。卵の周囲を片付けます。


カタツムリの卵の採取方法

卵の周囲の砂利を、卵より深く掘ります。砂利はマドラーを使って掘っています。


カタツムリの卵の採取方法

卵の下部の隙間にマドラーを差し入れ、振動を加えながら真横から斜め上にすくい上げます。
このとき、卵に対して直角に近い角度で押してしまうと、卵が割れてしまいます。どの卵にも直角に接しないように、振動を加えながら少しずつずらしつつマドラーを差し込みます。
卵の周りには粘液がついており、2個を掬おうとしても3個とか4個くっついてくることがあります。卵同士が軽くくっついた状態で土の中にあるということです。


カタツムリの卵の採取方法

すくい取ったときに砂利も一緒にくっついてきたりします。そのままでもいいのですが、観察利便上この砂利はマドラーで取り除いています。


カタツムリの卵の採取方法

砂利を取り除いて卵同士をくっつけた状態にして採集完了。湿らせたキッチンペーパーの上に置いています。
今回の産卵が46個でした。老夫婦、意地の高齢出産です。つか、今年は卵多すぎw


カタツムリの卵の採取方法

ラップで覆って終了。空気穴はあっても無くても大丈夫ですが、キッチンペーパーの乾燥には注意。
週に1回程度の空気の入れ替えで十分だと思います。

アオモリマイマイの卵は、直径約3mmでカルシウムでできた弾力性の無い殻でできています。カタツムリの卵は種類によって大きさや質感が異なりますので、それぞれに最適な採取方法があると思います。
また、採取するかしないかも飼育人のスタンスや飼育環境によって変わってくることですので、どこでも誰でもこうするのが正しいということではないので注意。
飼育方法は観察から導き出された考察が9割、本に載っているマニュアルは飼育開始時のサービス知識だと思うくらいでいいと思います。アナログな生き物の飼育方法がデジタルなわけがないのであります。


posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☔ | Comment(12) | カタツムリ〜2013年 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど、粘液でくっついているんですね。
実は、うちの場合は、産卵場所がわからなくて、まだ産んでいないのかと思って、砂利をジャシジャシと洗ってしまったんです。そしたら、卵がプカプカ浮いてきて…。
正直孵化するのか心配でしたが、今、腹足や目が透けて見えてきています。
Posted by もりくま at 2013年06月11日 20:14
2年ほど前、土に産んだ卵をそのままにしていました。
そしたら孵ったとき、親と一緒の入れものだったので、上部の網目部分に引っかかったり、脱出したりで、本当に大変でした。しかも最初にわっと生まれた後は、毎日5匹ずつぐらいでてくるし。
というわけで、ぁぃさんをみならって別容器に入れています。
私は普通に割り箸で摘みますよ〜。
割れたことは一度もありません。
ってか、産み落とされたばかりの卵って、割ったらどうなっているんでしょう??
Posted by ゆう at 2013年06月11日 21:32
>もりくまさん
カタツムリは時々上手に掘った穴を埋めるので、その予防に少し工夫してます。
飼育ケースを洗って砂利を敷いた後、砂利を押し固めない程度になるべく平らにならします。そうすると掘った形跡やその前のテスト掘りが証拠として残り、こっちの警戒態勢のスイッチが入るというわけです。設置物が動いてても、動かしたなーと注意報発令です。
カタツムリはゆっくりながらも暴れますので、観察の記憶を100倍速にしてみてくださいw

>ゆうさん
まさにそれです。それが怖いので孵化前に別ケースに移しています。
親ケースは親の大きさに合うような砂利や設置物やふたの隙間になっており、そこで孵化して這い回られると砂利だか赤ちゃんだかわからなくなりますw
なので、真っ白いキッチンペーパーの上に置いて、今どこに何匹いるのかを明確にしたいのであります。
つか、割りばしでつまめるとは、これまた安心。そのレベルの器用さがあると赤ちゃん飼育もはかどります(^O^)
産卵直後の卵の中は、普通に液体だけだと思います。事故で割ったことが何度かありますが、液体だけだったような記憶です。黄身はなかったですw
Posted by ぁぃ♂ at 2013年06月11日 21:52
ぁぃさん、本当にありがとうございます!

タイミング良く(?)昨日うちのカタツムリさんが2度目の産卵をしたようです。アドバイス通り土を交換しておいてよかった♪

1回目の産卵の分は、かれこれ4週間になるのですがまだ孵化しません…土の中に生んだので大半は見えないのですが、とてもとても心配です…

あと1週間して孵化しなかったらマドラー使って確認してみようかな…
ありがとうございました!
Posted by みえん at 2013年06月12日 10:19
>みえんさん
まずは産卵おめでとーございます(^O^)
1度目の卵は、とりあえずあと1週間は様子を見たいところです。
土の中だと見えないので、ただただ待つしかないですな。
卵を採取して見える状態にしておくと、卵の変化も見えるので孵化しそうかどうかがわかりやすいです。
ただ、あきらめていた卵が数か月後に孵化した例もありましたので、時間が許せば、乾かさないようにして数か月待つという選択肢もありなわけです。
土の中だと、まさにみえんw
Posted by ぁぃ♂ at 2013年06月12日 22:49
あぃさんお久しぶりです!
当方でもただ今いろんなカタツムリたちが一気に産卵を始めました。
それにしても今回の記事にはびっくり。私もほとんど同じ方法で卵を取り出しています。ミスドのマドラーを使っているところまで同じだー(笑)
ただ、私はこのプラスチック製のマドラーでの失敗談もあるんです。
柄が極細のプラスチックのマドラーって、先端が何かに引っ掛かると、その弾力性ゆえに弓なりになってから「ぱいんっ!!」て弾ける事があるじゃないですか。以前あれで卵をすっ飛ばしてしまいました(汗)だから土や砂利でなく、石や木片の窪みに産卵する事があるヤマタカマイマイ系などでは、百均で売ってるステンレス製のマドラーを使っています。それから、暗くないと発生が進まない種類もあるのであまり明るい場所には置かない方がいいかもですねー。
Posted by ぐりお at 2013年06月12日 23:09
>ぐりおさん
おお、ぐりおさんだ!(^Д^)
つか、残念!このマドラーはミスドじゃなくて百均ですw
でもあれですねー、卵の採取方法なんてどの本にも載っていないんですが、こうすればいいんじゃないかなと思う方法でやると、結局それが効率の良い方法だったりで、偶然同じ方法でやる人がいっぱいいるかもですねー。
なんといいますか、卵採取のときに右も左も下もわからないまま上だけの情報で引力を追っかけるのは、すごく怖いわけです。それよりも下以外はわかった状態で引力を利用したいのでありますなw

これはまさにプラ製のマドラーですが、自分も弓矢のごとくしならせて吹っ飛ばしたことがありますw
今でもものすごく神経を使っているので、自分も今度百均でステンレス製のものを探してみます。それにしても百均って、何気に飼育用品の宝庫ですよね(^Д^)
Posted by ぁぃ♂ at 2013年06月12日 23:22
ダジャレありがとうございます(笑)

仕事に行く直前、土の中に首を突っこんだまま長時間いたので、二度目の産卵だとウキウキで確認したところ…
…卵はありませんでした(><)
試し掘りだったのでしょうか。思わせぶりなうちのツムちゃん!

一度目のほうは少し土から出してみました。当初より少し黄色かかっている?と感じましたが、まだまだの様子…
もう少し様子を見てみます^^

Posted by みえん at 2013年06月13日 15:49
こんにちは(^^)ぁぃさん。5/31に初コメさせていただいた、はむこです。
昨日ついにほぼ全ての卵が孵化しまして、80匹近くがペーパーの上をうろちょろし始めました\(^o^)/パニック!w
さっそくぁぃさんのブログで孵化した後どうするか調べました(^^;;;; もう早速レタスやニンジンをあげてもいいんですね?
あと、相談といいますか、悩みといいますが、もう少し大きくなったら、どこかに放してあげたいと思っています。ほんのり切ないのですが(*´д`*)問題はどこに放せば良いのか?ということです。
湿気があって、食べ物が有って、農薬が撒かれないような場所が、このとあるw200万人都市の中で思いつきません。
子どもの頃は、雨の日カタツムリも見かけましたが、今や皆無です。
あと、もうひとつお話させていただくと、先住のかたつむりと無事結ばれていました(;´д`)…
長々と失礼しました。。。。(悩
Posted by はむこ at 2013年06月13日 17:34
>みえんさん
たまに試し掘りをしますが、産卵の気配であることは間違いないので今後も要観察ですな。
卵は時間が経過しても色が変わらないのは孵化の可能性が低いです。黄色みがかるのは卵が生きている可能性があるので、これまた要観察ですな。
飼育とは観察を繰り返すことを言うのであります(^O^)

>はむこさん
爆発的孵化キタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━━━━!!
レタス&人参OKです。カルシウムも忘れずに。
放す場所は、基本的に採取した場所になります。赤ちゃんなら親を採取した場所です。
放すときは個体のことは二の次に考え、まずは自然界の生態を壊さないことを最優先に考えればいいと思います。あと、農家の畑の横に放すのもだめですなw
どうしてもという場合は、自分の家の敷地内とか会社の敷地内のように、地球や他人に迷惑のかからない場所を選ぶといいかも。カタツムリは移動能力が低いので、生息する場所だけに影響を与えます。
こんなかんじなので、卵の段階で熱湯をかけることもカタツムリ飼育ではよくあることです。それは正しい判断でもあります。自分はしませんが。
Posted by ぁぃ♂ at 2013年06月13日 20:44
少し前の記事ですが、報告コメントさせてください<(._.)>

あまりにも心配だったので、土の中を掘ってみました!マドラーがなかったので、ストローの先っぽ1cmほどを縦に切り取って小さなスプーン状にして採取…すると、土の中で孵化が始まっていたらしく、掘れば掘るほどお子様がゾロゾロ!数えたら今で18匹もいました。まだ卵は残っています♪
思い切って掘ってよかった!ありがとうございました♪( ´▽`)〜
Posted by みえん at 2013年06月17日 15:50
>みえんさん
なんと!掘ったら赤ちゃんで、まさに孵化真っ最中w
無事なご誕生、おめでとーざいます(^O^)
途中経過でも18匹が孵化ということは、卵も土も状態が良かったのだと思います。
これから始まる赤ちゃん飼育は、まさに神経戦。何もかもが繊細なので、苦労を楽しんでくださいねー(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2013年06月17日 23:10
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