2013年12月01日
ニンジン収穫大成功

まずは復習。二つの同じプランターに二種類の培養土を用いてニンジンを栽培しました。どちらもその前にはつか大根を栽培していた培養土で、土をほぐして元肥をしてニンジン栽培を始めたわけです。
この二つの培養土の色や質感は画像の通り、名称はうろ憶えの商品名です。

それぞれの特徴は以下の通りです。
■培養土A ゴールデン粒状培養土配合タイプ
・堆肥無しの培養土にゴールデンを混ぜている印象
・培養土よりは高いがゴールデンよりは安い
・ピートモスが多く軽い
■培養土B プロがすすめる野菜用培養土
・一般的な培養土よりも堆肥が多めの培養土
・培養土よりは高いがゴールデンよりは安い
・ホクホクで通気性と保水性が良い


ニンジン収穫大成功

収穫前の状態。葉の色が黄色くなりだしており、これ以上待てない状況でした。
ニンジンは、葉が枯れないうちに収穫するというのが定説のようです。


ニンジン収穫大成功

茎をつかんでゆっくり上に持ち上げると、ニンジンが見えてきました。ニンジンらしい色と大きさを確認でき、ちょっとホッとした瞬間でした。


ニンジン収穫大成功

培養土Aのプランターから8本収穫。かなり太いニンジンです。


ニンジン収穫大成功

培養土Bのプランターからも8本収穫。ちょっと問題ありのようです。


ニンジン収穫大成功

上段が培養土A、下段が培養土B。培養土Aは平均的に育っていますが、培養土Bのほうは太さにばらつきが見られます。


ニンジン収穫大成功

培養土Aでは、直径6cm級のニンジンができました。長さは五寸品種なのでそのままです。


ニンジン収穫大成功

培養土Bでも、普通に考えれば十分満足できる大きさになりました。


ニンジン収穫大成功

培養土Bのほうは、こういうコブが多く見られました。土の中でニンジンが何かが不足で暴れたのだと思います。


ニンジン収穫大成功

ちなみにこのニンジンには訳があり、これは間引きした苗を再度植えたものです。
種を蒔いた8箇所のうちの1箇所が極端に育ちが悪かったので、育ちのいい間引き苗を植えたのですが、やはり根菜の植え替えは苗の段階でも致命傷のようです。
その時の様子 http://aiaicamera.seesaa.net/article/372186925.html


ニンジン収穫大成功

そんなわけで、15本+1個のニンジンを収穫した次第。
収穫時の培養土の様子は、培養土Aのほうが奥の方までまだ弾力性があったのに対し、培養土Bのほうはかなり固まっている質感でした。この固まっている質感がもし中期ぐらいから出始めていたのだとすれば、後半のニンジンの生長に大きな影響を与えて大きくなれなかった可能性もあります。
ただ、培養土Bはだめだということではなく、根菜以外の野菜の場合は逆にこういった性質がプラスになるかもしれません。根を太らす根菜には収穫期まで弾力性を維持できるタイプのものが向いているのではということを、今回のニンジン栽培でわかったような気がします。また、その培養土とはどの培養土なのか、それもわかった次第。

家庭菜園をやると毎回何らかの失敗があります。その解決策も調べてわかったりします。ただ、そのサイクルは1年。毎年1個の知識がついたとしても、10年で10個しか知識がつきません。1か月に1回失敗するなら1年で12個の知識もつきそうですが、野菜は生き物なので季節に素直に生きるのであります。

野菜作りは1年で1個の知識がつき、苔盆栽は3年かけないと苔ができず、木の樹形は8年しないとできあがらない、それにむけてあーだこーだと失敗しながら時が進んでいくわけです。
しかし、この時の進み方こそがそれらの面白さなのではないかとも思う次第。
ゆっくりと進む時の流れ、これは現実社会のそれとははるかに違います。だからこれが癒しになるのかもしれません。次回の追肥はどうしようかなーと土を見ながらボーっとするのもいいものです。

ニンジン栽培、これにて終了。カタツムリへの分け前も確保しました。

.....@ノ”<早く完全無農薬の甘いニンジンを食べたいお!
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(6) | ベランダ菜園〜2013年 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは。お疲れ様でした。
我が家でもニンジンを栽培中です。
あいさん家のニンジンさんをいつも参考にさせていただいておりました。私も去年に引き続き2度目なのです。
去年の失敗を元に深めのプランターに植えましたが、今度は間引きに失敗・・・。本当、年に1度しか挑戦出来ないんですよね〜。土の比較はとても参考になりました。また、来年用に頭にインプットしておかないと・・・また、拝見しにやってきます(笑)
Posted by にゃお at 2013年12月01日 18:03
ベランダ菜園でこれだけの立派な収穫、凄いです。予想を遥かにこえていました。
根菜の土ってちょっとのことで育ちがずいぶん変わってくるのですね。
とすると、天然の自然薯はそうとう強いことになるのでしょうか、、、
さて、スーパーでニンジンを選ぶ時、維管束の部分が太すぎないものを選びますが、培養土の差で葉の繁り具合に差はでましたか?
ツムにあげるとき、傷みやすいからと切り取っていますが、そのまま与えたらやはり不味いらしくその部分をしっかり残してほじほじしてました。確かに生だとぢゃりぢゃりして美味しくないですな。

あまあまニンジン、さてさてぁぃさんちでは何の料理に変身でしょう(^o^)
Posted by ぱぼ at 2013年12月01日 18:28
>にゃおさん
ニンジン栽培は自分も今回で二度目なのですが、朝鮮人参が1個だけで済んでほっとしましたw
根菜は土だなーとまさにつくづく感じました。最後まで押し縮めることのできる弾力性を保持できている土なら、ニンジンも根を太らす事に苦労しないんだろうなーと思った次第。
変に繊維質だと栽培後期で土が固まっちゃうかんじでした。
いやはや、根菜は根菜でクセがありますな(^O^)

>ぱぼさん
葉の茂り具合は、やはり培養土BのほうがAよりも低めでした。元肥や追肥は両者同じなので、土の養分保持力が低かったのか根の張りが悪かったのか、どちらかでしょう。
ニンジンを生食する場合、維管束は人でも美味しくないと感じる部分ですw
火を通すと違いは無いので、やはり調理して食べたほうがいいですな(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2013年12月01日 23:17
なるほど、科学者らしい比較農業ですね。感服。
味の比較はどうでしょう?
続報待ってます。
Posted by アラジン at 2013年12月02日 08:11
さすが科学者らしい比較農業。
感服です。
糖度など、味の比較も続報待ってますよ。
Posted by アラジン at 2013年12月02日 08:15
>アラジンさん
これで科学者なら、他の人は博士ですよーw
味のほうですが、今日現在では生の状態でしか食べていません。そのもようは明日にでも載せたいと思っています(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2013年12月03日 00:12
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