
殻の中心から外側に向かってうず巻きをなぞっていくと、時計の針と同じ回り方をします。
つまり、右回り。
カタツムリは体が大きくなるにつれて殻も大きくなりますが、今までの殻の外側を巻いていくように大きくなります。
この巻いていく向きには右巻きの種類と左巻きの種類がいて、アオモリマイマイは右巻きの種類になります。
また、アオモリマイマイと外見が非常によく似ているのに左巻きのカタツムリがいますが、これはヒダリマキマイマイという種類のカタツムリです。
カタツムリは動きがゆっくりで空も飛べないので、ある場所で生まれるとその近くで一生を終えます。こうしてずっと生きてきたので、一部の例外を除いてはその地域にしかいない種類という形で観察されることがほとんどです。
そんなわけで、カタツムリの名前には地名がついているものが多く、アオモリマイマイは青森県あたりで暮らしているカタツムリになります。
カタツムリに限らず、他の種類の生き物を見るときに人間の尺度で見てもあまりよくわからないことがあります。動きが遅い生き物であるカタツムリの場合は、人間の1秒はカタツムリの30秒ぐらいかもしれません。なので、今カタツムリは何をしたいのかを観察したいときは、5分ぐらい見続けないと見えてきません。
5分見終わった後に、頭の中で記憶を早回しします。そうすると、いろいろ見えてきておもしろいわけです。
逆にアリのように動きが早い生き物の場合は、記憶をスロー再生します。歩く方向や速さをいつも触角で触れて判断しているようすが見えてきます。
時間の流れ方だけでもその生き物に合わせてみると、毎日新発見があります。この新発見が実におもしろく、生き物との対話はまだまだ当分続きそうです。
ぁぃさんとこと同じアオモリマイマイ拾ったー!と思ったらうちのはヒダリマキだったんだよね・・・。
しかし渦が逆って結構不思議!!!
カタツムリの殻の巻きの方向は、外敵から守るための結果だというのも説のひとつです。
外敵にも食べやすさというものがあり、それに逆らった方向に進化したという理由らしいです。
カタツムリには右巻きの種類が多いので、左巻きだと外敵が食べやすいのかもしれません。
しかし外敵にも生息地というものがあり、主だった外敵があまりいない地域では、ヒダリマキマイマイも生息が可能だったということになります。
あくまでも理論ですが、いずれにしてもカタツムリにはまだまだ謎が多く、はっきりしたことはわかっていません。わかっていないので、飼ってておもしろいのかもしれません(^O^)
わが家のマイマイも時々ケースから脱走するんですが、30分放置しても、私の一歩程度の範囲内しか移動していなかったりするんつんですよ。
そんな、ところが実はかわいいんですか……。
今年もあぃさんのブログでいろいろおべんきょうさせてくださいね〜。
人もね、若い頃はアリさんみたいに動いて、1日の内に沢山の事が出来るけど、
年と共にだんだんカタツムリに近くなって行きますよ。
母を見ているとね、呼ばれて振り返るのもゆっくり、歩くのもオソいです。
だから、時間の経つのが早くて、用事も1日に1つするのがやっとです。
ややもすると、冬眠してるのかな?と思う事が(≧m≦)ヤバ!
私もそろそろ早回ししないといけなくなって来ました(^^;)
つか、脱走しないように注意しなさい(^Д^)
カタツムリは歩きながらいろいろ観察するというか、観察しながら歩くので、いざ脱走となっても一直線にどこまでも遠ざかるパターンじゃないですねー。
観察の結果によっては十数センチで戻ってくることもあるかもしれませんなw
>tumu☆mamaさん
生き物の飼育はいろいろな面でフィードバックが多いです。生き物の種類によって違う生態が、まるで人間の生涯の変化に似ていることも多いですな。
人間も子どもと老人では時間の進み方が違うような気もします。これは科学的に証明できるんじゃないかなとも思っています(^O^)