産卵床の壁を小さな黒い点が動いていました。エンマコオロギの孵化です。
ざっと見ると20匹ぐらい見えました。実際はもっと孵化していると思います。
そんなわけで、つるつるの産卵床から抜け出る誘導路を設置。割りばしです。
このように割り箸を歩いて行くと…
外に出ることができます。
今年も飼育ケースの下にパネルヒーターを置いて、穏やかに暖かい環境を作りました。地温が上がるので孵化も促進されます。というか、自然界に近いタイミングで孵化します。
無事に5年目の飼育が可能になり、正直ほっとしています。エンマコオロギの孵化については何ら確証を得ていないので、孵化するかしないかは卵次第。自分がやれることは、霧吹きした産卵床にふたをして車庫に置くことだけです。
今年も多層式キュウリや串刺し枝豆をあげて、育ち盛りの食べっぷりを観賞したいと思います。あと鳴き声も。
ぁぃさんの工夫をみると、とても理にかなっていて、建築現場のようですな。
もしかして、工作をしてるときにはこおろぎと化してるでしょ(^o^)
今年も前年度のコオロギとの約束を果たすことができて、少しほっとしています(^O^)
コオロギ化しているというか、まさにこれが飼育の基本だと思いますw
コオロギの飼育ケースを見ているうちに足場が砂となり、目の前に黒い山脈が見えてきます。自分の足も6本になっていますw
相手の気持ちになるとは言いますが、体もそうなって初めて見えてくるものがたくさんあるんですよ(^O^)
エンマコオロギを3年続けてペアリングさせましたが
一度も産卵しませんでした。
3年目は、ケース内の2/3を占める石を置きましたが
その下に巣を作っても結局産卵しませんでしたから。
マツヨイグサやヨモギに藁等の枯れ枝は入れなかっ
たので、その所為なのかもしれませんが。それとも
ケース内の土が4〜5cm程度だったから浅いのかな?
やはり、何か産卵させるコツとかあるのでしょうか?
前にスズムシを飼ったことがありますが、スズムシは湿った土が好きなので敷いている土にはいつも霧吹きをしてました。産卵もその土にしてました。
ところがコオロギは乾燥した土が好きなのに産卵は湿った土にする昆虫です。そこで、産卵の季節になるまではカラッカラの砂地で飼うようにして、時期が来たら湿った土を入れた産卵床を設置するようにしました。
湿と乾のメリハリをつけることにより、飼育中のカビや匂いが消え、卵の管理も産卵床だけ取り出せますので楽になりました。また、メリハリによるコオロギの産卵床への誘導も十分可能になりました。
ちなみに、産卵床が無い環境で飼った場合、土の湿乾に関わらずケース内の土に産卵します。この場合、次の年の初夏までの半年間を土が湿った状態で保てれば孵化しますが、フンが混じった土なのでカビや匂いの発生は避けられません。さらに孵化した幼虫はそのような環境で生きなければならず、これまたかわいそうですw
あとは余談レベルの話になりますが、動植物性の高タンパクの食べ物をあげることも大事かもしれません。バナナや豆類、ニボシなどは栄養豊富です。ニワトリ同様、元気な卵には栄養が必要ですから(^O^)
ウチは何の補助もナシです
それでも全員脱出して生活始めますよ
割りばしで誘導路を作るのは愛ですよ、愛(^Д^)
はやくキュウリを食べさせたいための道なのでありますw