
やんちゃな筋無し4兄弟も、すっかり大人になりました。

ソバカスも濃くなり、殻の縁も反り返っています。
早ければ今秋、遅くても来年の初夏には産卵の可能性があります。
この4兄弟に見られる個性は、ケースの掃除を認識していることです。
飼育ケースを掃除する際にケース内側にくっついている個体を静かに引っ張ったりずらしたりして剥がすことがありますが、その時にべったりくっついていて剥がれにくいことが多いのですが、4兄弟の場合はすっと剥がれます。
これは掃除のときに飼育ケースを移動した際の"慣れ"的な条件反射と思われ、明るさや振動、匂いなどを感じた際に腹足から粘液を出すとか腹足の粘着力を弱めるとか、そういう行動をとっているものと思われます。
殻を引っ張られて体が伸びることは苦痛の一つなはずで、そうなることを予知できればそれを少しでも回避できます。これを4兄弟は実行しています。
今までの飼育でも感じてきましたが、筋無し個体は少しだけ知能が高いような気がします。その分だけ、人にも馴れるのが早いです。指を出せばすぐ指に乗ってくるのも筋無しです。いやはや、不思議ですな。