昼間はすっかり春めいてきて、冬の花のミニシクラメンも花期を終え、枯れ始めた葉っぱも出てきました。
ここで1個だけわざと残していた種袋も乾燥して口が開いてきました。種を採取します。
皮を少し割ってみると、中には粘液に包まれた種が見えました。
粘液を洗浄して記念撮影。14個の種を採取。
大きさは長辺で4mmくらい。
シクラメン系の種は初めて見ましたが、色の濃いそば茶の出しがらのような印象です。
しかしながらその表面はざらつき、しかもかなり硬い質感。粘りもべたつきもありません。
シクラメン系は普通は鉢植えを買ってきて数年で枯れたりするケースが多いと思いますが、せっかく種を採取してみたので、ちょっと蒔いてみようと思います。
夏には休眠するほど暑さに弱いミニシクラメンなので、種蒔きは秋ごろ。こっちの気候だと9月ぐらいになると思います。まあ、その前に今の鉢植えの休眠を成功させなければならないわけですが。
夏越しさせるか休眠させるかですが、基本的にミニシクラメン自身がどっちを選ぶかになると思います。
葉が全部枯れてしまうなら休眠、葉を残して活動を続けるなら夏越しになりますが、家のガーデンシクラメンは夏に球根だけになっていたはずなので、同じように葉が無くなるかもしれません。そうなると休眠希望なので休眠態勢をとるということになります。
高温多湿の日本の夏でシクラメン系の休眠や夏越しをさせる場合、成功率は半分ぐらいだそうです。まったく初めての経験になるので、日々経過を観察しながらの管理になりそうです。