2016年07月18日
ウラギンスジヒョウモンの羽化

庭で1羽のチョウを発見。何やら様子がおかしいです。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

ヒョウモンチョウです。しかも翅がへなへなで羽化直後のようです。
ここで前にウラギンスジヒョウモンの幼虫を撮ったことを思い出し、その撮った場所から1mぐらい離れた場所がこの場所であることに気付きました。かなりの確率であの幼虫が羽化したと思われます。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

事件発生。風に揺られて落下しました。翅をきちんと広げて硬化させなければ、このチョウの命はここで終わります。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

なんとか自力で這い上がりました。この紋だとやはりウラギンスジヒョウモンです。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

ウラギンスジヒョウモンに間違いなさそうです。…と、ここで再度落下。こりゃ見てられんということで、手に乗せて別の場所に移した次第。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

ざらざらした小枝が広がるツツジの木に移しました。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

ヒョモンチョウ系は前脚が退化しているので、4本脚に見えます。ちょうど写真の中央部あたりの毛の中に退化した小さな前脚が隠れているのであります。しかも歩行的にも機能しません。人間で言う盲腸のようなものですな。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

約1時間半後。風に揺られる翅もへなへなでなくなり、触角も凛としてきました。


ウラギンスジヒョウモンの羽化

ここまでくればもう安心。あとは飛びたいときに飛んでいくでしょう。
この写真の撮影から1時間後に見に行きましたが、そのときはもういませんでした。さらにサナギの抜け殻があるかと付近を探してみましたが、これがまた見つからず、絶妙な場所でサナギになったようです。

幼虫の食草であるタチツボスミレが庭にあったおかげで、今回のような観察ができました。
そのタチツボスミレに種ができていたので、採取して野原風花壇にも蒔いておきましたが、発芽するかどうかは運命次第です。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(0) | 気まぐれ写真館 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
ページトップへ戻る