
前に「ワイルドストロベリー移植時に幼虫発見」で幼虫を確保したことを書きましたが、その幼虫がいつの間にかサナギになって本日羽化して地上に出てきました。

ん?お・・・?コガネムシじゃない!なんか、どこかで見たような体形。

なんと!ゾウムシでしたw
さっきのリンク先のページの幼虫の写真を見直すと、確かにこれはコガネムシの幼虫ではないです。
コガネムシの幼虫であれば6本の脚が明確に見えているはずで、写真では脚が見当たりません。
このようなスタイルの幼虫といえば、まさにあれはゾウムシの幼虫だったのであります。

今日までに羽化したのは6匹中4匹。あとの2匹もそのうち出てくるかもしれません。

体長は1cm。何というゾウムシか調べてみましたが、これがまた難題。
クリアナアキゾウムシかマツアナアキゾウムシかリンゴアナアキゾウムシかコクロアナアキゾウムシかタマゴゾウムシかクチブトゾウムシだと思います。
体長が1cmということを考えるとコクロアナアキゾウムシかタマゴゾウムシになりますが、決め手が無い次第。

羽化直後で泥にまみれてないので、体がすごくきれいです。

脚も木の幹にしがみつきやすそうな形状です。

ごつごつした体。アナアキゾウムシ系のごつごつとは少し違うような気もします。不規則にでこぼこしているかんじ。

このふ節がとんでもないです。飼育ケースの壁を難なくのぼり、その途中で剥がそうとしてもけっこうしっかりくっついています。
あのつるつる面にノリのようにくっつく粘着力。ここまで強い粘着力を持つ昆虫は今まで見たことが無いです。

なんだか、やせた大仏様に見えてきました。
ナンマイダナンマイダ(-人-;)
■追記
キンケクチブトゾウムシまたはリンゴアナアキゾウムシかもしれません。
ついつい、人間が進化の頂点のように勘違いしてしまいますが。
こういうのを見ると昆虫の方が進化の上にいるような気がします。
知能では人間は頂点にいるかもしれませんが、知能を発達させるというのも進化のスタイルのひとつでしかないのかなと思ったりします。
特に昆虫を間近に見るようになってから、昆虫の進化もこれはこれで正解なんだなと納得したりします。
それぞれの生きる世界の中で生きやすいように変わっていくことが進化なのかもしれませんな(^O^)