2017年09月28日
寄生されていたモモスズメの幼虫

当初は体がピンク色になってきたことを書く記事になるはずだったのですが、撮った写真をよく見ると白い楕円形の物体と茶色い染みが複数写っていました。
何だろうと思い、限界まで接写したのが以下の写真です。


寄生されていたモモスズメの幼虫

寄生されていたモモスズメの幼虫

寄生されていたモモスズメの幼虫

寄生されていたモモスズメの幼虫

寄生されていたモモスズメの幼虫

ヤドリバエの卵です。体の表面に産み付けられています。
茶色くなっているのは幼虫の皮膚だけに収まらず、皮下組織まで及んでいます。これはすでにヤドリバエの幼虫がモモスズメの幼虫の体内に入ったか入り始めたことだと思います。


寄生されていたモモスズメの幼虫

爪楊枝で除去を試みましたが、小さすぎて無理でした。卵に触れることはできたものの、粘着力が強くて剥がすことはできませんでした。


寄生されていたモモスズメの幼虫

これは確保時の写真。同じところに白い点が見えます。すでに寄生されていたわけです。
この幼虫は最低でも4個の卵を産み付けられ、3か所が茶色くなっていました。
今後は前蛹になり、そしてサナギになっていくと思われますが、そのサナギから出てくるのはモモスズメではなくヤドリバエになることが確実になりました。

ある日突然サナギから寄生バエが出てくることは衝撃ですが、これからサナギになろうとしている幼虫の不幸な運命がわかってしまうことは、これはこれで耐え難いものがあります。
しかしながら、これも自然。ヤドリバエはこの厳しい自然の中で子孫を増やすことに成功したわけです。ヤドリバエの勝利です。
幼虫の大部分はこのように寄生されたり鳥に食べられたりで、成虫にまでなれるのは本当にごく少数です。幼虫単体で見れば悲劇ですが、食物連鎖の中では日常的かつ正常な現象でしかないのかもしれません。

この幼虫は最期まで観察したいと思います。ヤドリバエが出てくるのを確認することが供養につながると思う次第。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(8) | スズメガ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
寄生って最初はすごい衝撃でした。
それも生物の生きる方法のひとつなんですよね。
生きるってのは、自分を生きるだけでなく、次に命をつなげていくってことでもあって
その種だけの存続だけでなく、複数の種が複数の種の命をつなげていっているのだよね、とも思います。
とは言え、自分が飼っているものにはできれば寄生されたくないですけど(--;
あ、うちの三代目なめさん、3匹いたんですが今月に入り、一匹、そして一匹とお亡くなりになり、とうとう最後の一匹も昨日逝ってしまいました。
四代目なめさん3匹も小食で小さくどうなるかと思いましたが、最近になって食欲が出てきて少しふっくらしてきました。
しかし、このままだと卵は産まないかなーと。
累代飼育はやはりむずかしいですね。
Posted by れんげ at 2017年09月28日 17:51
・゚・(つД`)・゚・


気を取り直して・・・

プラモ用でもちと細かい作業ができるピンセットはなかなかすぐれものです。
言うなれば0.1mmくらいの産毛が抜けるほど正確にいけます。
寄生されちゃった以上、除去したところで手遅れなのかなと思いつつ、けっこうピンポイントで取れる以上、
ぜひ次は除去にチャレンジしていただきたく、と思うなりー

Posted by guwa at 2017年09月28日 20:11
>れんげさん
他の生き物の命をもらって自分の命を繋ぎながら生き合っているのが世の中なので、今こうして書いている自分もさっきホウレンソウの命をもらったばかりなわけですw
ナメのことは詳しくはわかりませんが、小型種だとおおよそ1年、長くて数年の寿命だと思います。
高湿度界で生きる小型生物の飼育は大型種よりも難しく、自分が飼育中のアオモリマイマイよりははるかに難しいと思います。
石やブロックをひっくり返して、定期的に自然界から新個体を投入し続けることがコツかも(^O^)

>guwaさん
なるほど。実は以前から虫の治療のようなものには興味を持っており、医療器具のようなものもある程度は持っていたいと思っていた次第。
今回の事象も発見が早ければもしかしたら除去できたかもしれないので、ちょっといろいろいいものを探してみましょうかな。
細く小さな器具と大きく見るレンズ、ある程度影の出ない照明がほしいところですな。
じじぃになったら、「元生物部部長が診る〜ぁぃ昆虫クリニック」を開設してるかも(^Д^)
Posted by ぁぃ♂ at 2017年09月28日 23:46
>ぁぃさん
うちのなめさんは多分ノハラナメクジなので、寿命は1年くらいだと思います。
野菜についてきた初代は10ヶ月生きましたが、2代目以降は6ヶ月半くらい。
2代目以降は生まれて2ヶ月くらいで大人になり卵を産んだので、人生を(ナメ生?)を早回しで生きたのかもしれません。
自然界からの投入はやめときます(^^;
なめ飼育は今いる子たちを見守って終ります。
Posted by れんげ at 2017年09月29日 00:03
>れんげさん
代を重ねたナメ飼育、貴重な体験になったことだと思います。
累代飼育は孵化を制御管理する必要があり、これがまた普通の飼育とは違う大変なところです。
いい環境で生きたので早く体ができ、早く産卵してたのかもしれませんな。太く短く幸せな人生、それもまた人生です(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2017年09月29日 00:15
点で捕まえやすくて、ターゲットが見やすいツル首がよろしいかと思うの。

ぶっちゃけ「取り出す方」が潰れてもいいので、
ピンポイントで動作が確実なのはこの手かなと。
価格的にもお財布におやさしめ。
昔は愛用しておりますた(´ー`)

http://www.tamiya.com/japan/products/74047/index.html
Posted by guwa at 2017年09月29日 15:30
今更ながら...
見返した写真の時点では、黒いシミは見当たらないので、
ひょっとすると「犯行」の瞬間を捉えるチャンスがあった
の かもです;;
想像ですが、あの卵の殻の様子を見るに、一旦虫体が外に
出て、そのそばから宿主に穴を空けて侵入するような
イメージです.
Posted by asahama at 2017年09月29日 20:45
>guwaさん
出た!タミヤwww
大昔に空母赤城を作っているときに、25mm連装機銃が指にくっついてしまって艦これみたいになってしまったことがありますw
こういう精密ピンセットが当時あればよかったのに(^Д^)
値段は少々高めのようですが、このデフレ時代は安かろう悪かろうが蔓延しているので、少なくても100均の工具は買えませんなw
リンク教えてくれて感謝感謝(^O^)/

>asahamaさん
そうなんですよ。24時間ビデオカメラでも回せば何か映ったかもしれません。
写真に写っている卵に空いた穴ですが、自分もそう思っていました。
しかし、その周辺に体内に入ったと思われる傷跡がいくら探しても無いんです。
もしかしたら、幼虫の皮膚と卵の間の接着面から体内に入ったのかなと思っています。
で、あの穴ですが、何なのかわかりませんw 呼吸用なのか様子見用なのか非常脱出用なのか(^O^)
Posted by ぁぃ♂ at 2017年09月29日 23:46
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