大きめのワイルドストロベリーの葉を夜にあげると、次の日の夕方には食べつくしているあたりはさすがヨトウムシ。
庭にいたらたまったもんじゃないですが、こうして飼ってるとその食べっぷりに歓喜するわけです。
体長は4.5cm〜5cmぐらいになりました。皮膚に白い縦線が出てきており、もしかしたら脱皮が近いのかもしれません。
幼虫のころからふれあってると、成虫になってから少し馴れているのがわかるので羽化が楽しみです。
最近は、掃除の時に容器の縁を歩いて遊ぶようになりました。しきりにカメラのほうに上半身を寄せてきます。
あんよ。腹脚です。4対あって全部で8本です。
いちばん前の腹脚だけは、こんな形をしています。
腹脚には小さなカギ爪がたくさんついており、これが葉などにがっちり引っかかるので、幼虫を指でつまんで引き離そうとしてもなかなか離れません。
大型になると、引き離すのはもはや無理。葉ごと採取するか、体をさすって別の場所に移動してもらうしかありません。
>幼虫のころからふれあってると、成虫になってから少し馴れているのがわかる
アゲハも幼虫から育てると、成虫になっても懐くというか、こちらの事をちゃんと理解して認識している気がしていましたが(差し伸べた指に乗ってくる、こちらの頭や手の動きに同調して反応する)、あんなにダイナミックに姿を変えても、どこかに記憶を残しているんですね。
昆虫という生き物でしかも変態する生き物、不思議ですねー。でも同じようなことを何度も経験してると、不思議では済まされなくなりそうですw
昆虫はスイッチのオンとオフで生きている生き物ですが、このしくみが敵味方の判別の分野で強く働くのであれば、味方、少なくとも敵ではないと判別した時、知恵として残るのかもしれません。
ただ、相手がヨトウムシの場合は、恩を受けた人間様の畑に安心して産卵するという大きな勘違いをしそうなので、非常に心配なわけです(^Д^)