野原風花壇に巣を作っているクロヤマアリを保護観察中なのですが、巣穴の入り口付近にマユの皮が捨てられているのを発見しました。
また、よく見ると羽アリの翅や亡骸も捨てられています。
巣の中では、マユからの羽化が始まっているようです。羽化は、働きアリの保育担当個体がマユの皮を切り裂いて行われます。
よく大きな石を起こした時にアリの巣の保育室にぶち当たることがありますが、保育担当アリは大慌てで幼虫やマユをくわえて他の場所に緊急避難させます。起こした石を戻すこともできず、非常に困ります。
羽アリの亡骸が捨てられています。
梅雨の時期は巣穴の入り口が雨水でふさがるので、晴れている今のうちに巣の中の大掃除なのかもしれません。