イナゴといえばコバネイナゴ。いちばん一般的なイナゴです。
大人になると田んぼのあぜ道を歩くこともなくなり、水田に住むいろいろな昆虫ともあまり会えなくなりました。
しかし、イネ科の植物が生える空き地には、ちゃんと相応の生き物がいます。
コバネイナゴにカメラを向けたら、左手を差し出してきました。
何かをくれとでも言いたいのでしょうか。
昆虫に対して擬人的な妄想はいけませんが、時にそれを超えて、これは何かあるのではと思わせることがあります。
前回のオンブバッタと同様、このコバネイナゴにも何かを感じた午後なのでありました。
この角度から見ると、不思議においしそうです。
流通が確立されていなかった大昔は、その地方でとれるものを食べていました。北国ではミカンなど食べられなかったのです。
そんな時代、イナゴも普通に食べられていました。
食べるものに困らなくなり、どこのものでもいつでも食べられる時代の中で、「虫」を食べるという習慣は消え去ろうとしています。
大昔の人は決してゲテモノを食べていたわけではなく、れっきとした食糧でした。
時が流れ、食べなくなったものはゲテモノになり、食糧からはずれます。別に悲しいわけではなく、要するにアワやヒエと同じようなもので、食べようとすれば普通に食べられるのが、イナゴということです。
だったら食ってみろと言われそうですが、丁重にお断り申し上げますw
たまには、体のつくりでもじっくりご覧下さい。
イナゴの佃煮は結構イケますよ。
デパートの食品売り場のモノだったと記憶してますが
形さえ見なけりゃ、普通の?佃煮ですってw
イナゴって、体の部品の大きさが全部ちょうどいいんですよ。変に長すぎたり細すぎたりしていないので、見ていてかたまり感があります。
そのあたりがかわいいところですな(^O^)
そして、おいしそうなところでもありますw