2007年11月07日
マユミとルリイロナガハナアブ

マユミの実のそばに、ルリイロナガハナアブが止まっています。
最近は見かける昆虫も少なくなったため、今まで脇役だったアブ系も主役に昇格する秋のひとときなのであります。


マユミとルリイロナガハナアブ

アシブトコバチかなと思ったのですが、触角が短いのでハチ系ではなくアブ・ハエ系だということがわかりました。
全部ではないですが、アリのような長い触角がついているのはハチ系、短い毛のような触角がついているのがアブ・ハエ系となります。

それにしてもこの後ろ脚、バッタのような太い太ももと丸く曲がったスネが個性的です。
飛ぶ昆虫の胸部の重量は、飛ぶための筋肉がぎっしりつまっているため、体のバランスから考えて異常とも言えるほど大きいのが普通です。
これは進化です。
同じように、一気に遠くへ逃げるためにジャンプを利用するバッタ系は、前脚・中脚と比べると異常なほど大きい後ろ脚です。
これも進化です。

…とすれば、このアブも何らかの理由があって後ろ脚が太くなったはずです。
推測ですが、すばやく飛び立つために軽くジャンプしてから羽の揚力で飛ぶんでしょうか。
空母を飛び立つ飛行機が、カタパルトで強く押し出されたあとで自らのエンジンで飛ぶのと同じなんでしょうか。
ちなみに、後ろ脚が細いハチは、ヘリコプターのようにフワっと浮き上がるように飛び立ちます。
いずれにせよ、進化にははっきりとした理由があるものなので、何かがあるのでしょう。

後ろ脚が太くなったせいで、腹部の形が変ですw
太い脚の動きを邪魔しないようにそこだけ細くなり、脚と干渉しない位置になってようやく通常の太さになっています。
これもまた、進化です。

ゾウの鼻が長いのも、キリンの首が長いのも、ウサギの耳が長いのも、みんなそれなりの理由があって進化した結果です。

.........@ノ”<スーパーの寿司で満足する君の舌は退化だお            (*^^*ゞ


posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(0) | 気まぐれ写真館 | 更新情報をチェックする
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