飼育中のエンマコオロギを、飼育ケースから全部出しました。数えたら37匹でした。
200匹以上孵化したエンマコオロギでしたが、何回かに分けて家の庭や会社の庭に分家させてきました。羽化する個体も出てきたのでここで最後の分家を行います。
飼育対象数は10匹。あとは全数を家の庭に放します。
飼育面積当たりの飼育数を適度にしないと、けんかしてかじり合ったりして傷負いの個体が増えてしまいます。できるだけ健康な個体同士が交尾して健康な卵を産むためには、適度な飼育数というのも考えなくてはなりません。
話は変わりますが、この写真を良く見るとメスがかなり多いです。自然な比率なのかどうかは不明です。
多くの個体を羽化寸前まで飼っていたので、フンの量が想定以上に増えてしまいました。
せっかくなので、交換できるものは交換します。
交換後の新規セッティング。木炭とバークチップと砂を交換しました。砂にはヤシ殻活性炭を混ぜています。
初期のセッティングと比べ、大きな個体が隠れやすいように各部変更しました。
右半分の写真。木炭が凸凹になるように置いてみました。
飼育個体数は、オス5匹メス5匹の計10匹。ケンカで深い傷を負ったり事故発生などで、オス2匹メス1匹ぐらいまでの死亡は想定範囲としています。
こんなかんじです。隙間が隠れ場所になることを想定しています。
正面から見ていちばん手前になる木炭上部は、わざと平らにしてみました。去年飼育していた時、よく高台のような場所に上がって鳴いていたので、今年はここをステージにしてもらいます。
左半分の写真。2個のバークチップを木炭に立てかけて、隠れるトンネルを作りました。残りの2個は寝かせています。こちらの木炭もステージを意識しています。
木炭の前が大きく空いていますが、交尾しはじめたらここに産卵床を置く予定です。
分家させる個体。自然界でたくましく生き抜いてほしいので、最後の晩餐ではありませんが大好物の枝豆をあげました。
家の庭にエンマコオロギの鳴き声が響き、うまく繁殖して来年の秋も鳴き声を聴ければいいなと思っている次第。
その前に、今年の秋に鳴き声が聴けるかどうかは、これからになりますが。