2008年08月17日
自分もそうでしたが、カタツムリはどういうところにいるのかが、しばらくわかりませんでした。
これからカタツムリを捕まえたいと思う場合、何らかの参考になるかと思い、ちょっと書いてみたいと思います。
ちなみに、生態と経験を合わせた自己流の考えですので、ひまつぶし程度に読んでいただけたらと思います。


1.カタツムリの生態分布について

まず、カタツムリは自分で長距離を移動できないので、どこでも均等にいることはありません。
乾燥気味のA地区でたまたま繁殖してても、じめじめした隣のB地区には全くいないということがあります。
このあたりが方程式どおりではないので、発見には偶発性の要素が多くなりがちです。

また、限られた狭い地域で繁殖を繰り返すため、「ミスジマイマイ」という種類でも地区によって殻の色や模様にかなりの差異が出ることがあります。
これは青森種、これは茨城種というように、ピンポイント的な生態の性質を持ちます。

物流の整った昨今では、産地直送野菜などにくっついて高速道路を介して長距離を運ばれるケースも多くなりました。
運ばれた先で運良く繁殖すれば、青森で茨城種がなぜか発見できたといった現象も現れます。

2.カタツムリの食べ物をヒントにする

いろんな葉っぱや腐葉土を食べますが、カタツムリには必ず摂らなければならないものがあります。殻を作るカルシウムです。
このため、自然界では石灰岩の多い場所で大繁殖しているケースもあり、このあたりがポイントとなります。
住宅地では、コンクリートに注目です。
住宅の基礎土台や擁壁やブロック等のセメントが、緑と近いか接していれば、カタツムリにとっては栄養分が整っているので繁殖可能となり、見つける確率も高くなります。

3.やはり雨上がりが見つかりやすい

カタツムリは意外と乾燥にも耐えますが、隠れ場所でじっとして耐えています。
葉の裏、石の隙間、腐敗した木の下、いずれも見えづらい場所を隠れ場所にします。
晴れた日にカタツムリを発見するのは、容易ではありません。
雨が降ると、カタツムリは隠れ場所から出てきます。
しかし、傘をさして視界の悪い草原を探すのも大変です。
雨上がりだと、動きの遅いカタツムリはまだそこらにいたままになり、発見しやすくなります。
探すときは、人間の身長で人間の視点だとまず見つかりませんので、なるべく緑などの対象物に近づくといいかもしれません。
なるべくしゃがみこみ、草と同じ高さにするか見上げるくらいまで低い姿勢で探します。
ここに必ずいると思い、土から穂先まで舐めるように見ます。
そこまでするとカタツムリ以外のいろいろな昆虫に出会うことができますが、今はカタツムリに専念します。
一度見つかればそこで繁殖している可能性がかなり高いので、2匹目3匹目と発見できます。

4.夜が好きな種類もいる

太陽が沈むと空気中の湿度も高くなるので、相対的に出現率も高くなりますが、ウスカワマイマイなどは完全な夜行性のようです。
家などの壁にくっついているような個体しか見えませんが、試してみる価値はあります。

5.自然環境に近い場所が好き

常にじめじめしているところよりも、乾燥とじめじめを繰り返すような場所にいたりします。
住宅地では、花壇や植木鉢と近い野原のような場所です。
栽培している植物には水撒きをやるので、定期的にじめじめします。
ただ、鉢の中や花壇は人工的な環境なので、いないと思います。
その場所に隣接した手付かずの草原あたりが、いそうです。
人があまり入り込まない野原は繁殖後の生存性が高く、繁殖も継続しているはずです。
また、芝生なども人工的な場所なので、いないと思います。
乾燥とじめじめについてはカエルも同じような環境が好きなので、カエルを発見した場所はカタツムリもいるかもしれません。
探しているときはゲジゲジなどの気持ち悪い生き物もいたりするので、根くらべになります。

6.まとめ

以上の1〜5の条件をなるべく満たす場所を見つけることが、発見の近道になると思います。
繰り返しますが、これらはあくまでも自分勝手な考えですので、インターネットや書籍で調べてみるのもいいと思います。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(6) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
2008年08月16日
カタツムリが殻の中に閉じこもると、生きているかどうか心配になることがあります。
特に夏に夏眠すると長い間殻から出てこなくなり、膜を張って天井にくっついたまま死んでるんじゃないかと気になるものです。

そんなときのわかりやすい見分け方が、肺の動きになります。
殻の色が単色かつ薄い色の場合、肺の部分が透けて見えるので、そこが動いているかどうかで判断できます。

動き具合をつかむため、大小2個体の肺の動きを撮って見ました。

はじめに、去年の初夏に生まれた直径約3cmの殻を持つカタツムリ。



次に、今年の初夏に生まれた直径約5mmの殻を持つカタツムリ。



共に、動いている部分が肺になります。
これが見えると、間違いなく生きているというわけです。
肺の場所は殻の入り口から1回転したあたりですので、そのあたりに注目してみてください。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(5) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
2008年08月11日
今日も元気なカタツムリ

カタツムリの子どもたちは、夏眠もせずに今日も元気です。
スジナシちゃんパートUのような子も現れ、個体差が大きくなってきました。


今日も元気なカタツムリ

大きいので7mmぐらい、小さいのでその半分ぐらい。
大きさの個体差も、はっきり出てきました。


今日も元気なカタツムリ

食べる者、隠れる者、上る者。
性格にも個体差を感じるようになりました。


今日も元気なカタツムリ

スジナシちゃんは、寝たり起きたりの気まぐれです。
古いキャベツをあげると少しかじって寝てしまいますが、新しいキャベツだと、写真のようにかなり食いつきます。
このわがままさが、またかわいいわけです。


今日も元気なカタツムリ

ウスカワマイマイとキセル貝の行動は、いまだに察しえません。
野生の色が濃く、人の見ていないときに活動しているようです。
必要以上に怖がらなかったり、動くときは積極的に動いたり、少し気が強いように感じます。野生の図太さかもしれません。
食べる量は多いほうで、キャベツもよく食べます。
まだまだ謎の多いウスカワマイマイなのであります。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(7) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
2008年07月25日
姫のミニヒマワリ開花

カタツムリの姫を埋葬した鉢で、ミニヒマワリが開花しました。
(`・ω・´) シャキーンとした姫らしい花で、美人さんです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☔ | Comment(2) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
2008年07月18日
ミニヒマワリ開花

★になったカタツムリが眠る鉢に植えたミニヒマワリが、開花し始めました。
次の世に君臨するために咲かせた花は、たくさんの昆虫の糧となるでしょう。
命は無くなるのではなく、引き継がれていくものなのです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(4) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
2008年07月14日
まだ夏眠しないカタツムリ

もうそろそろだと思いますが、夏眠に入るかもしれません。
2匹のウスカワマイマイとキセル貝は元気です。


まだ夏眠しないカタツムリ

黄色いウスカワマイマイのほうは後触角だけが黒く、柴犬の子犬のようでかわいいです。


まだ夏眠しないカタツムリ

赤ちゃんカタツムリも11匹全員元気です。
殻がひと巻き分ほど大きくなりましたが、まだまだ小さいです。


まだ夏眠しないカタツムリ

濃い緑のところが好きなスジ無しちゃんは、今日も元気に濃いところを食べています。
まだ大人の大きさではないので、子どもです。


前にも書きましたが、カタツムリは夏眠します。
夏の暑さをがまんするために、長い間眠りに入ります。
夏っぽい気温になり、壁やふたのところで膜を張って何日も動かなくなったら、夏眠に入ったと考えていいでしょう。
暑くて動きたくないときなので、水をかけて無理に起こさないで下さい。
動きたくないときに動かせば、疲れて弱ってしまいます。
夏眠中は何も食べなくても大丈夫です。おなかが減れば自分で起きますので、そのときは霧吹きで水をかけて、食べ物をあげてください。

.........@ノ”<冬は冬で冬眠するお
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(7) | カタツムリ〜2008年 | 更新情報をチェックする
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