
例年より少し遅れましたが、カタツムリ飼育ケースに枯れ葉を投入しました。
砂利の下に入れてある活性炭も新しいものに交換、枯れ葉はいつものとおり桜の枯れ葉です。
今年の枯れ葉は、普段より多く水を吸わせて投入しました。

念のためキャベツも入れましたが、すでに冬眠のリズムになっているようなので食べないでしょう。

ようやく枯れ葉とご対面。これで安心して冬眠に入るでしょう。
自然界では枯れ葉の下で冬眠したりしますが、飼育環境では枯れ葉を入れてもふたの裏にくっついて冬眠することが多いようです。
それでもまた今年も枯れ葉を入れたわけを少し書いてみましょう。
■水を吸った枯れ葉でケース内の湿度が、より安定する。
砂利にも普段より多く水を含ませますが、緩やかな水分蒸発が持続します。
■気まぐれで起きたときの非常食になる。
普通に枯れ葉を食べます。毎年気まぐれで起きる個体がいます。
■ふたの裏から落下したときのクッションになる。
冬眠期間中は、毎年十数回の落下音を聞きます。落ちた時の殻の破損防止とふたまでの移動距離短縮が目的。
■生化学反応による発熱効果
バクテリアによる分解などでわずかに発熱するので、ケース内の気温の変化を穏やかにします。
■自然界の不思議を投入
防臭とか浄化とか心地良い睡眠とか、自然界のわからない点が枯れ葉にはあるのかもしれません。
今年は産卵をしなかったカタツムリ、大人の一歩手前だったようです。
来年の晩春にはみんな大人になって産卵をするでしょう。