ふと見たら、筋無しの個体が水を入れた容器に体を浸してのんびりしてました。水深は数ミリです。
カタツムリに飲料用の水をあげるのは霧吹きで行ってきましたが、「容器に頭を突っ込んで水を飲む」とか「体を入れてお風呂に入っている」とかの情報をコメント欄で見かけ、そういうこともあるのかなと実験的に水を入れた容器を入れておいたわけです。
そしたら、まず
ここで水を飲む様子を観察でき、今回水浴びの様子を観察できました。
おもしろいのは、どちらも同じ個体でした。この飼育ケース内には筋有り2匹と筋無し1匹がいますが、観察できたのが筋無し個体のみということで、このあたりは個性というか性格が出ているということだと思います。
昔から筋無し個体は他の個体とは少し違う行動をとることが多く、人間を理解することや環境に慣れる早さも早いことから、順応性が高いような感じを受けます。また、キャベツの葉っぱを食べる時も一番美味しい部分にいち早く到達する様子も多く観察でき、もしかしたら知能も少しだけ高いのかなという印象もありました。
まあ難しいことはともかく、こうして水を飲んだり水浴びしたりするようなので、これは今後も続けていく予定です。空気が乾燥している時に、膜を張って体を引っ込めるという手段の他に水浴びをするという選択肢が増えたという意味では、自由度アップということになるでしょう。
ひとつだけ注意することといえば、水深だと思います。カタツムリは肺呼吸をするので、水の中では息をできません。呼吸孔を自主的に閉じれば大丈夫そうですが、万一の事故を想定して水深を数ミリにしています。
ちなみにこのアオモリマイマイは殻の直径が4cmあり、大きめの種類になります。容器の底を這った場合では水深5mmぐらいまでは大丈夫そうです。
小さな個体では、容器の底を這った場合や容器に落ちてしまった場合に、呼吸孔を超えないくらいの水深にしておいたほうがいいかもしれません。
呼吸孔がどこについているのかは、
ここらあたりに書いています。フンも同時に写っているので閲覧注意な次第。
ちなみに、当時は呼吸孔を「空気口」と書いていますな(^^ゞ