何もいなくなった飼育ケース。
2007年のスズムシ飼育も終了です。
孵化するのが遅かったせいか、霜が降りる季節まで生きました。
夜はけっこう冷えましたが、逆算するとちゃんと寿命まで生きたようです。
…で、卵なんですが、土の中に見えません。
そうかといって掘ってみるわけにもいかず、とりあえずまたこのまま春まで様子を見ようと思います。
卵から寿命までのスズムシ飼育というのは、初めての経験でした。
孵化の瞬間や羽化の瞬間を見ることができたことは、よかったです。
そして、オスの鳴き声の波長が、1匹1匹違うこともわかりました。
庭に放したスズムシは、鳴き方が変わることもわかりました。
かなりの数を自宅の庭に放しましたので、うまく産卵していてくれれば来年の秋には子孫の声を聞くことができるかもしれません。
とはいえ、自然の中は敵がいっぱいです。
特にスズムシに関しては、“飼育”“養殖”という環境の中で世代を繰り返す割合が高いので、その環境を離れると世代を繰り返すのが容易ではなくなると思われます。
庭ではカンタンをはじめとしたバッタ系の繁殖が確認されており、同時にコオロギだけは住み着いていません。
一番の天敵であるコオロギがいない庭だったので、放してみようと思いました。
来年もスズムシの声が聞けるかどうか、また楽しみがひとつ増えました。