2013年06月20日
エンマコオロギの脱皮場所を作ってみた

百均の工作用紙で脱皮場所を作って設置しました。
エンマコオロギなどの昆虫は後ろ脚を引っかけて脱皮するので、うまく引っかからないと皮を脱ぐのに失敗することがあります。しかも初期の大量飼育の状況では脱皮場所が足りなくなることは必然で、これをなんとかしたかったのであります。
このような場所は、脱皮場所とともに普段の休み場所としても利用されます。


エンマコオロギの脱皮場所を作ってみた

垂直面よりも水平面が好きなようで、次回の改作があるとすれば水平面を増やしたタイプを作ってみようと思います。

ちなみに以前は段ボール紙を折って設置していましたが、幼虫がまだ小さい時期は段ボールの波の隙間に潜り込んでしまい、管理性が落ちました。隙間には入れないくらいの大きさになったら段ボール紙もいいですが、まだ小さなころは段ボール紙ではなくボール紙のほうがいいようです。
ボール紙の片面はつるつるしているように感じますが、虫めがねで見るとかなり凹凸があり、エンマコオロギの幼虫も難なく脚を引っかけて登ることができます。
余談ですが、スズムシの場合はエンマコオロギとは逆で垂直面を好みます。今回のこのような脱皮場所の構造は、スズムシ飼育にて設置するほうが向いています。

今は2回目の脱皮がひととおり済んだ状態なので、次の3回目の脱皮のときにどの程度利用されるかを見たいと思います。
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2013年06月19日
キュウリで脱皮するエンマコオロギの幼虫

エンマコオロギの幼虫にはニンジンをあげていましたが、水分が蒸発するのが早く、もっと長時間みずみずしくいられる野菜は無いものかとキュウリをあげてみました。
勢い的には、かなり食べます。よく見ると、何箇所か穴が貫通しているようです。


キュウリで脱皮するエンマコオロギの幼虫

緑色の皮の部分もかじって食べています。この程度の硬さであればかじれます。


キュウリで脱皮するエンマコオロギの幼虫

こっちは別ケースの幼虫群ですが、たくさん集まって食べているのかと思ったら、よくよく見るとかなりの数がキュウリにつかまって脱皮したようです。3段目には抜け殻がぶら下がっていますし、1段目の黒い集団の中にも抜け殻がかなり混じっています。また、右下では今まさに脱皮中です。下に落ちている黒いものは全部抜け殻です。

隠れ家兼脱皮場所として段ボール紙を入れていましたが、キュウリを入れた途端一気に集まって一気に脱皮しました。
段ボールとキュウリの大きな違いは、濡れているか濡れていないかです。もともと脱皮は湿度の高い時に行われることが多く、湿度は脱ぎやすさや脱いだ後の乾燥の防ぎ具合に都合がいいのかもしれません。
乾燥していたほうが皮がパリッと割れるので良さそうですが、しんなりとしていたほうが自由が利いて脱ぎやすいのかもしれません。

エンマコオロギはスズムシとは逆で乾燥環境を好む昆虫ですが、産卵場所だけは湿った土を選びます。
これと同じように、脱皮場所も湿った場所を好むのかもしれません。だとすれば、人工的に脱皮場所を作るとすれば、水を十分に吸った板やスポンジなどでも代用できるかもしれません。このあたりはおもしろそうなので、次ぐらいに実験的に投入してみます。

水飲み場や水を吸いこませたティッシュの上で脱皮する場面は、先代も先々代も何度も観察しています。好むということは安全だということであり、例えば皮が硬くて脱げなくて強引に脱いで触角を失ったのであるとすれば、こういう脱皮時の事故も減るかもしれません。
もちろんこれは単独事故に関してのことであり、上の写真のように脱皮場所が大混雑していればそれに伴う事故は発生するでしょう。なので、脱皮場所を作る場合は、表面積を大きくとることもポイントになると思います。

いやはや、キュウリのおかげでいろいろ考えさせられました。たまには野菜を変えてみるのもいいもんですな。
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2013年06月17日
エンマコオロギの脱皮

エンマコオロギの幼虫が脱皮し、脱いだ自分の皮を食べています。次の外骨格の材料となるわけです。


エンマコオロギの脱皮

基本的に脚を引っかけて脱皮するので、このようなボール紙を置くとここでも脱皮します。この2体は抜け殻です。


エンマコオロギの脱皮

脚が引っ掛かれば、どこでも脱皮します。つか、水飲み場だし(^^ゞ


エンマコオロギの脱皮

真ん中あたりにいる色の薄い個体が脱皮後の個体。その周りが脱皮前の個体。体が大きくなっています。


エンマコオロギの脱皮

砂糖に集まるアリではないので注意。
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2013年06月13日
えさに群がるエンマコオロギの幼虫

産卵床を移した別ケースのほうですが、まだまだ孵化が続いています。この写真では少ないほうですが、通常はえさ場に"待ち"ができて、まさに行列のできるえさ場なわけです。


えさに群がるエンマコオロギの幼虫

自分の頭と同じくらいの固体をかみ砕いての食事です。この容器は大昔に買ったスズムシのエサについてきたもので、表面がざらざらしているので幼虫でも登ることができます。野菜を刺したつまようじを穴に挿すこともできます。


えさに群がるエンマコオロギの幼虫

こっちはメインの飼育ケース。黒く点々と見えるのはニンジンを食べたフンで、これを見ると食べてることがわかって安心します。幼虫から見るとニンジンも硬そうに感じますが、ちゃんとかじって食べています。
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2013年06月10日
葉大根をかじるエンマコオロギの幼虫

エンマコオロギは肉食系雑食なので、基本的に何でも食べます。野菜を食べるのはビタミン摂取の他に水分摂取も大きな目的になると思います。
硬そうに見えるニンジンも小さなアゴで削り取って食べるので、ホクホクの柔らかい葉大根の葉っぱは楽勝でしょう。


葉大根をかじるエンマコオロギの幼虫

かじって水分を摂るだけでなく、葉っぱ自体も食べています。食べた跡はアオムシ系が食べた時と同じように欠けが残ります。


葉大根をかじるエンマコオロギの幼虫

孵化直後よりは大きくなりました。現在3mmぐらいです。
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2013年06月08日
続々と孵化するエンマコオロギ

別ケースに移したエンマコオロギの産卵床からは、その後も途切れなく孵化が続いています。


続々と孵化するエンマコオロギ

恐らく100匹はすでに超えていると思います。別ケースに移して正解だった次第。


続々と孵化するエンマコオロギ

産卵床の土の上面に見える白いものが、初期の脱皮の皮。


続々と孵化するエンマコオロギ

1枚目の写真にちらっと写っているのは、以前撮ったアマガエル。この写真はカエル画像の中で一番のお気に入りで、人間に対して友好的になっている表情を撮ったものです。あまりにもかわいいので、プリントアウトして飾っていますw
ちなみに、下の本の表紙にもなっています。

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