
百均の工作用紙で脱皮場所を作って設置しました。
エンマコオロギなどの昆虫は後ろ脚を引っかけて脱皮するので、うまく引っかからないと皮を脱ぐのに失敗することがあります。しかも初期の大量飼育の状況では脱皮場所が足りなくなることは必然で、これをなんとかしたかったのであります。
このような場所は、脱皮場所とともに普段の休み場所としても利用されます。

垂直面よりも水平面が好きなようで、次回の改作があるとすれば水平面を増やしたタイプを作ってみようと思います。
ちなみに以前は段ボール紙を折って設置していましたが、幼虫がまだ小さい時期は段ボールの波の隙間に潜り込んでしまい、管理性が落ちました。隙間には入れないくらいの大きさになったら段ボール紙もいいですが、まだ小さなころは段ボール紙ではなくボール紙のほうがいいようです。
ボール紙の片面はつるつるしているように感じますが、虫めがねで見るとかなり凹凸があり、エンマコオロギの幼虫も難なく脚を引っかけて登ることができます。
余談ですが、スズムシの場合はエンマコオロギとは逆で垂直面を好みます。今回のこのような脱皮場所の構造は、スズムシ飼育にて設置するほうが向いています。
今は2回目の脱皮がひととおり済んだ状態なので、次の3回目の脱皮のときにどの程度利用されるかを見たいと思います。