2013年06月06日
コオロギの大量孵化で産卵床を移動

エンマコオロギの孵化に幸せな気分で飼育ケース内を見ていたのですが、なんだかあっちにもこっちにも幼虫がいます。ここで一気に孵化したようで、これはやばいということで産卵床を取り除いてみました。


コオロギの大量孵化で産卵床を移動

小さな黒い点が全部幼虫です。見えるだけでも70匹以上おり、これはやばいです。


コオロギの大量孵化で産卵床を移動

ケース内を適当に撮っても5匹は写ってしまいますw 笑ってる場合じゃありません。


コオロギの大量孵化で産卵床を移動

そんなわけで、産卵床全数を急きょ別の飼育ケースに移動。まだまだ孵化すると思うので、このケース内で生まれてもらいます。


コオロギの大量孵化で産卵床を移動

メインの飼育ケースを幼虫育成モードに変更。真ん中の二つは、水を吸いこませたティッシュとスズムシのエサです。
生まれたての幼虫の場合は食べやすさや飲みやすさにも配慮したいので、地面の高さで段差のないところに食べ物や飲み物を置きたかったわけです。
産卵床の飼育ケースのほうでも孵化が続くと思うので、そっちにも同様に食べ物飲み物を設置します。
いやはや、あれやこれやと急に忙しくなりました。でも楽しいわけです(^O^)
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2013年06月05日
ニンジンを食べるエンマコオロギの幼虫

孵化したエンマコオロギの幼虫には、まずは水分。そしてその水分には少しの栄養分。
ニンジンの汁をちゅうちゅう吸うエンマコオロギの幼虫なのでありますが、今日あたりには主食の配合飼料「すずむしのエサ」もあげたいと思います。


ニンジンを食べるエンマコオロギの幼虫

去年のエンマコオロギから預かった卵が無事に孵り、今年もエンマコオロギの飼育ができそうです。

今年のテーマのひとつになりますが、脱皮時の事故率を下げたいと思います。昨年は脱皮の際に他個体による干渉がたびたび見られ、脚や触角を欠損する個体がいました。そこで、隠れることができる場所を昨年よりも多く設置し、他個体との遭遇確率を減らしたいと思います。
通常、脚や触角の欠損は大きな問題ではないのですが、産卵時のメスが後ろ脚を片方でも欠損している場合、産卵時に産卵管をうまく挿すことができません。
これは、2本の後ろ脚で腹部を持ち上げて産卵管を地面に突き挿すので、腹部を高く持ち上げることができないと産卵管の角度がとれないからです。
また、最後の脱皮である羽化の際、産卵管に変形や割れがあると産卵がかなり厳しくなります。本人はきちんと産んでるはずでも、実際は産卵管の隙間から卵が漏れ、地面にただ置かれている状態になります。
飼育下ではこういう卵はある程度補正できますが、まあ、きちんと産ませたいという倫理上の問題ですな。
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2013年06月04日
【動画】エンマコオロギが孵化!

エンマコオロギの累代飼育で起こった問題点、それは孵化時期の遅れでした。太陽光による地熱の上昇を加味しない環境で起こったと思われたので、今年は適期にパネルヒーターを設置。
産卵床の温度が20〜25℃ぐらいに保たれた状態で、孵化時期を例年より3週間ほど早めることに成功しました。


【動画】エンマコオロギが孵化!

体の色からすると、恐らく孵化後12時間以内の幼虫。


【動画】エンマコオロギが孵化!

こちらも同じぐらい。


【動画】エンマコオロギが孵化!

こっちは、もう少し時間が経った幼虫。だんだん体が黒くなっていきます。


【動画】エンマコオロギが孵化!

最終的には、ここまで黒くなります。


【動画】エンマコオロギが孵化!

孵化数はざっと10数匹ぐらいですが、続々と孵化すると思うのでニンジンを投入。
温めていたパネルヒーターはここで撤去し、今日から通常室温の環境に戻します。極端に低温の日も無いと思うので、室内でだいたい20℃前後を維持できると思います。

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2013年05月31日
産卵床の暖房開始

累代飼育のエンマコオロギの孵化は毎年6月下旬ごろになっていますが、秋に野原から聞こえてくるエンマコオロギの鳴き声と飼育中のエンマコオロギの鳴き声とでは1か月ほどの差がありました。
これは孵化する時期のずれであると思い、今年は暖房で加温することにしました。
飼育ケースの下に敷いているのが暖房で、昆虫や爬虫類飼育用のパネルヒーターです。40℃ぐらいでサーモがはたらくタイプです。


産卵床の暖房開始

産卵床の真上に置いている温度計は、24℃。この地面から1〜1.5cmぐらいの深さに卵があり、その場所の地温はおそらく26〜28℃ぐらいだと思われます。
1枚目の写真でわかるとおり、パネルヒーターから距離がある端の産卵床はもう少し地温が低くなるはずです。


産卵床の暖房開始

ケース内の気温は23℃。これは空気のよどみをみるために置いています。

自然界では太陽光が燦々と降り注ぎ、地面の温度はかなり熱くなるときがあります。その温度もあって孵化の時期が決まっているはずですが、少量の土で構成された産卵床を似た環境にもっていくのは、なかなか容易ではありません。少量であるということは、気温も地温も含水量も急激に変動するからです。
なので、下からじんわり弱めに温める方法をとりました。それでも水分の蒸発は多くなり、2日に1回は霧吹きで土を湿らせないといけません。
今回の暖房策がどのような効果があったかは、孵化の時期でわかると思います。中央付近と端との間で差が生じるかもみてみたい部分です。
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2013年05月24日
今年もエンマコオロギ

昨年度のエンマコオロギから預かっている7つの産卵床。今年も孵化に向けて飼育ケースにセットしました。


今年もエンマコオロギ

今日からまたこの飼育ケースの中をチェックする日々が毎日続きます。孵化したか、まだか、毎日ドキドキするのであります。
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