ライラックにいるシモフリスズメの幼虫を観察中に、すぐそばの葉の上に黒い丸いものを発見。
直径は1mmちょっと。たぶんスズメガの卵ですが、シモフリスズメの卵かどうかは不明。
さらに探したところ、同じ木のそれぞれ離れたところから合計3個の卵を見つけた次第。
1個目。小さな丸い穴が開いています。
2個目。これも小さな丸い穴が開いています。
3個目。これにも小さな丸い穴が開いています。
卵の中は、すでに空っぽでした。この穴は幼虫が孵化して出てきた穴ではなく、この卵に寄生していた寄生バチが羽化して出てきた穴だと思います。寄生バチの成虫が殻を食い破って出てきたわけです。寄生バチは、もしかしたらタマゴコバチかもしれません。
この卵がいつのもので誰のものなのかは不明ですが、今までの経緯からするとシモフリスズメの可能性もかなりあると思う次第。
もしこの卵と今いる幼虫が同世代だとすれば、かなりの強運の幼虫だったことになります。
卵はもっとあったかもしれませんが、発見した3個すべてに寄生痕跡があり、孵化率はかなり低かったと思われます。
奇跡の幼虫バンザイと喜びたいところですが、幼虫時代に寄生する寄生バチもいて、今いる幼虫ももしかしたらすでに寄生されているかもしれません。
生き物はみんな他の生き物の命をもらって生きているんですな。ぼくも今日は鳥さんの命をいただきました。おいしかったです。感謝。