2017年03月16日
春を待つサナギたち

保護中のオオモンシロチョウのサナギ。まだまだ羽化するような気温ではありません。


春を待つサナギたち

モモスズメのサナギは土の中。生きているのかどうかも不明ですが、とりあえず霧吹きで土を湿らせました。
このモモスズメのサナギですが、土の中から出そうかと考え中。というのも、この土はほぼ黒土なのですが、乾燥すると固まってかなり固くなってしまいます。霧吹きでまた柔らかくなりますが、乾燥するとまた固くなります。
もし固くなっている時に土中で羽化した成虫が地上に向かったら、固くなった土を切り崩せないかもしれないと思うわけです。
自然界の土にはもっと固い場所もあり、それでも羽化してくるたくましさはあるはずですが、目の前での事故はできるなら避けたい次第。
仮に土中のサナギを掘り出して地上に置く形にしても、羽化後の足場さえちゃんと作っておけば、そっちのほうが事故のリスクは少ないと思います、なんとなく。
はてさて、飼育に悩みはつきものですが、ローリスクかつ安全優先で管理するのがいいのかなと思ったりします。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(2) | スズメガ | 更新情報をチェックする
2017年02月07日
春を待つモモスズメとオオモンシロチョウ

車庫の中で越冬中のモモスズメのサナギとオオモンシロチョウのサナギ。


春を待つモモスズメとオオモンシロチョウ

ミニミニ飼育ケースを底から見ると土の粒子が細かくなっている部分がありますが、モモスズメのサナギはここにいます。


春を待つモモスズメとオオモンシロチョウ

オオモンシロチョウのサナギはミニミニ飼育ケースのふたの裏。


春を待つモモスズメとオオモンシロチョウ

元気そうでなにより。
オオモンシロチョウのサナギは昨年の11月から越冬開始、モモスズメのサナギは昨年の9月から越冬開始
どちらも春まで長い休眠となりますが、暖かい春に飛び立つ姿を見たいものです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(0) | スズメガ | 更新情報をチェックする
2016年09月16日
モモスズメが蛹化

ここで土の中に潜ったモモスズメの幼虫がどうなったのか気になったので、土の入ったケースの底を見てみました。


モモスズメが蛹化

おお!サナギになっています。蛹室の空洞もちゃんとできているようなので、何とかここまでは順調です。
あとは羽化が数週間後になるか来年の夏になるかです。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(2) | スズメガ | 更新情報をチェックする
2016年09月11日
今朝見たら、体を少し桃色に染め、ケース内をひたすら歩き回っていました。
これはサナギになる兆候であることは間違いなく、さっそくその環境構築をしたかったのですが、用事があったので帰宅後にやることにした次第。

蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

帰宅後の様子。まだ葉っぱはありますが、食べるのをやめているようです。
つか、幼虫の姿が見えません。どこに行ったのでしょうか。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

いました、敷いてあるティッシュの間に潜りこんでいます。よく見るとティッシュの端っこがギザギザになっており、これは幼虫が故意に成形したものと思われます。
幼虫は何かに潜った状態にあり、そこで空洞(蛹室)を作っているようにも見えます。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

ちょw ティッシュを持ちあげたら、穴をあけていました。突き破ったことで潜った感覚になったんでしょうな。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

そんなわけで土を用意。背中が桃色になっているのがわかります。まさにモモスズメ。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

ミニミニ飼育ケースに半分ほど湿った土を入れ、割りばしも入れておきました。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

幼虫の姿を見るのはこれが最後になります。この後土の中に潜り、空洞(蛹室)を作ってそこでサナギになります。このあたりはカブトムシの幼虫と同じです。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

あっという間に底まで潜りました。土がそこだけ湿り気を増しており、もしかしたら蛹室をさっそく作り出したのかもしれません。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

ミニミニ飼育ケースをさらに特大飼育ケースに入れました。ケース内には底と奥にキッチンペーパーを貼り付けています。
土の中から出てくるのは巨大な蛾。どこかにつかまって翅を伸ばさなければなりません。つかまる場所とできるだけ広い空間が必要なわけです。
本当はニワトリ小屋のような空間があればいいのですが、無いので手持ちの飼育ケースで一番大きなものを使用しました。
キッチンペーパーに脚をかけて翅を伸ばすことを想定していますが、不意に飛んで翅を傷めないように、小枝のようなものは入れないことにした次第。


蛹化態勢構築、モモスズメの幼虫

ふたをして静観。
どれぐらいで羽化するかですが、数週間または来年の夏ですw
できれば数週間で羽化してくれたほうが管理が楽でいいのですが、もし1か月以上羽化しなければそのまま越冬サナギとなり、来年の夏までこの態勢を維持しなければなりません。

越冬サナギから来夏の羽化のパターンは前にアゲハで経験しましたが、まさに忘れたころの羽化になります。
まあでも、せっかくここまで生き抜いてきたわけで、ここは小さな命を尊重したいのであります。
チョウや蛾の幼虫の飼育で共通する心配事は、寄生バチに寄生されていないかということ。卵の時から完全に隔離して育てた幼虫なら寄生の心配も無いですが、今回のように幼虫を確保した場合、確保前に起こった出来事がわからないわけです。確保後にどんなに環境を整えても、寄生されていれば別の生き物が羽化することになります。
なにはともあれ、数週間での羽化を祈ります。越冬はできれば勘弁w
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(4) | スズメガ | 更新情報をチェックする
2016年09月08日
モモスズメの幼虫発見!

ややっ!ユスラウメの木の下に巨大なフンを発見。マイマイガの終齢幼虫のフンと同じくらいの大きさです。


モモスズメの幼虫発見!

大きさだけでなく、その形状も似ています。かなり大きな幼虫がいるようなので探してみました。


モモスズメの幼虫発見!

ん?…いたっ!かなりデカいです。


モモスズメの幼虫発見!

体長は約6cm。まさに指ぐらいの大きさ。モモスズメというスズメガの幼虫っぽいです。


モモスズメの幼虫発見!

尾角の存在を確認。スズメガの幼虫の特徴でもあります。


モモスズメの幼虫発見!

上半身を持ちあげた状態で固まり、葉っぱに扮しています。


モモスズメの幼虫発見!

尾脚もデカいので、がっちりしがみついています。


モモスズメの幼虫発見!

全身像。ひたすら動きません。


モモスズメの幼虫発見!

どうしたらいいのかわからないので、とりあえず確保。


モモスズメの幼虫発見!

こんなかんじにしてふたをします。ちなみに、蛹化は土に潜って行われるはずです。


モモスズメの幼虫発見!

『これ、ぼくのフンです…』


モモスズメの幼虫発見!

『葉っぱ食べてごめんなさい…』                    かわいいので許す(^O^)
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(4) | スズメガ | 更新情報をチェックする
2015年08月27日
2年連続のフクラスズメの幼虫

黒い幼虫発見。体長は5cmぐらい。どこかで見たような幼虫だなと思ったら、去年ここで載せてました。撮った場所も去年とまったく同じ場所なので、食草が毎年生える場所なんだと思います。


2年連続のフクラスズメの幼虫

フクラスズメというスズメガの幼虫ですが、毒はありません。今回は5cmの段階での発見でしたが、終齢近くになると単3電池を2連結したくらいの太さと大きさになるので、見つけるとさすがにびびります。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(2) | スズメガ | 更新情報をチェックする
ページトップへ戻る

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。