
あああ、これから伸びようとしている赤紫蘇の若い茎の先端が、ポッキリ折れています。
これは、前に見た現象と同じなので、犯人も同じなはずです。メイガの幼虫ですな。

いた!体長は1cm弱。ベニフキノメイガの幼虫です。
この幼虫は、大きくなると若い茎をかじってポッキリと折ってしまいます。そして、折ってしおれた葉を糸で巻いて、その中に隠れていることが多いです。
まあ、赤紫蘇は脇芽が伸びるので致命的な害ではないのですが、計画的に摘心して伸びた脇芽をやられるとショックですw
しかしまあ、茎を折って葉をしおれさせ、バキバキの葉をしなやかな布地のようにして巻く知恵には感服。しかも、茎をかじる時に全部かじらずに一部を残してぶら下がるようにしているあたりは、オトシブミレベルの知恵です。
この個体がそう考えたのではなくて遺伝子がそうさせているはずですが、生き物にはその生態に最適化された知恵というものがあることをつくづく感じた次第。