危篤状態だったオオカマキリのメスが、本日永眠しました。
2度の交尾をしましたが、産卵に至らずに寿命を迎えてしまいました。
いちばんよく遊んだ個体だったので、いちばんよく慣れていました。
1カ月ぐらい前に首を震わすようになり、ボケが始まりました。
首の震えはその後止まりましたが、カマの力はその時から急減しました。
いつもお腹をパンパンに膨らませていつ産卵するのか気になりっぱなしでしたが、パンパンのまま動かなくなりました。
二日前の危篤直前のころに撮った写真です。
この先長くないと思い、2度交尾した相手のオスのカマキリと面会させました。
オスのカマキリはいつものように硬直して動かなくなりましたが、その後様子が変なことを感じたのか、メスの様子をうかがうようになりました。
メスをじっと見つめるオスは触角も動かしているので、警戒態勢ではありません。
メスにもオスが見えたのか、少しだけ動いてみせました。
このオスの個体の食欲は心配するほど少なく、いつもコオロギの胸部だけ食べてすぐ捨てていました。
しかし、この時からなぜかきれいに全部食べるようになりました。
メスに怒られたのかもしれません。
これで、飼っているオオカマキリは写真のオス1匹だけとなりました。
6本の脚のうちの2本ふ節が取れていますが、食欲も十分あって元気です。
でもかなりの年寄りだと思いますので、穏やかに過ごさせたいと思います。