2008年08月01日
オオカマキリに見る昆虫の賢さ

オオカマキリ5齢とイエコオロギ幼虫の、現在の大きさの比較です。
オオカマキリのほうが大きくなるのが早いので、その差は広がっていきました。
現在は怖がることなく、堂々と狩りをしています。


オオカマキリに見る昆虫の賢さ

イエコオロギが割りばしを登ってきたところを、すかさず捕えました。
捕らえた後は1段高いところまですり下がって食べ始めるあたりは、さすがです。
片方の後ろ脚とともに腹部を抑えつつ、もう片方の後ろ脚の付け根にかみつくのも、手順としては正しい順番です。
うまく両方の後ろ脚を抑えられたときは、いきなり頭にかみつくこともあります。これも正攻法でしょう。
まず何よりも早く動きを封じる必要があり、物理的にやるか神経的にやるかです。
どこを抑え、どこにかみつくか。これは本能としてもともと持っているものを実行し、そしてさらに学習しているのだと思います。
昆虫の脳は人間の脳と比べるとはるかに小さいですが、いろんなことを考え、いろんなことを学んでいます。
これが理由で、学習能力の高い昆虫は人に慣れる現象も起こります。
ちなみに、ゴミムシダマシは学習能力が皆無のようで、全く慣れませんでしたw
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2008年07月30日
オオカマキリ、5齢へ

オオカマキリが、5齢への脱皮を終えようとしているところです。
脱皮直後の体はやわらかく、このまましばらくじっとして体が硬くなるのを待ちます。
大きさは4cmちょっと。でかいなと実感できる大きさです。
体の大きさでも比較できますが、意外と顔の大きさのほうがわかりやすかったりもします。

当初10匹で飼育びんでの飼育を始めましたが、2匹がイエコオロギの逆襲に会い、★になりました。
現在の8匹の内訳は、5齢が1匹、4齢が6匹、3齢が1匹です。
3齢の個体は食が細いばかりでなく、狩りもあまり上手ではありません。
したがって栄養摂取も少なめなので、成長も遅れ気味だと思われます。
昨日、野に放したオオカマキリの幼虫と出会うことができましたが、3齢でした。
常に2匹のイエコオロギが存在する飼育びん以外の環境では、3齢が平均値のようです。もちろん、この地域での平均値です。

写真にも写っていますが、飼育びんの中に割りばしを2本追加しました。
びんの内側を登るのに苦労し始めていたオオカマキリは、この割りばしを登り降りしながら狩りをすることもあります。
イエコオロギも同時に登り降りするので、えさのほうから近寄ってきて、狩りの回数も増えました。
唯一の心配事は、脱皮中にイエコオロギが登ってきて邪魔してこないかということです。
脱皮中は無防備なので、オオカマキリとはいえ、致命的な問題になります。
今のところ事件は起きていませんが、引き続き観察を続けます。
割りばしは、木工用ボンドでくっつけました。
ガラスと木の接着は無理かなと思いましたが、思いのほかしっかりくっついています。

1齢のころから人間を見ながら育ったオオカマキリは、成虫になるころには少しは人に慣れた個体になると思います。
すでにその傾向がありますので、成虫になるのが楽しみなのであります。
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2008年07月26日
たくましくなったオオカマキリの4齢

イエコオロギの習性を学習したのか、狩りが日に日に上手になっています。
カマで挟み込む位置とかも学習しているようで、動きを封じる最適の場所を挟みます。

4齢のオオカマキリもそろそろ5齢への脱皮の時季なのか、体表も皮っぽく感じるようになってきました。
どんどん成虫へと突き進む、去年の母カマキリの子どもたち。
縁って不思議なものですな。
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2008年07月24日
カメラ好きは遺伝のオオカマキリ

オオカマキリがカメラを好きすぎて、撮影に困っています。
カメラを向けると…


カメラ好きは遺伝のオオカマキリ

とたんにカマを伸ばし…


カメラ好きは遺伝のオオカマキリ

カメラに乗り移る次第。


カメラ好きは遺伝のオオカマキリ

おかげで、こんな写真しか撮ることができません。

この子の母親も無類のカメラ好きで、カメラの上を散歩するのが好きでした。
ちゃんと遺伝しているんですな(´-ω-`)
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2008年07月22日
オオカマキリ、4齢へ

オオカマキリが脱皮し、4齢になりました。大きさは、3cmちょっとぐらいです。
顔つきのバランスも良くなり、少しだけ表情を感じます。
現在9匹のオオカマキリがいますが、4匹が4齢、他が3齢です。
でもきちんと記録をつけておらず、おおまかな大きさで判断しているので、正確ではないかもしれません。


オオカマキリ、4齢へ

緑色の体を貫く茶色のラインにも力強さを感じ、いよいよカマキリっぽくなってきました。
撮影ついでに、しばらく手に乗せてスキンシップをとりました。
ほんの少しでも安心させてあげられればいいなと思います。


オオカマキリ、4齢へ

それにしてもカマキリの抜け殻というのは、そのままの形をしています。
強度もけっこうあるので、何もしなければこのままの形でしばらくあり続けると思います。


オオカマキリ、4齢へ

1個のトゲから1本の触角まで、少しの変形や傷みも無いきれいな抜け殻です。
こんなところにも昆虫の魅力が潜んでいます。

イエコオロギのほうも正常に脱皮を続け、少し大きくなりました。
しかし、カマキリのほうがより大きくなっており、えさとしての安心度が少しだけ増している状況です。

ただ、現実にはいまだにショウジョウバエのほうを好んで捕獲しているので、イエコオロギに対して戸惑いはあるようです。
4齢から見たショウジョウバエ1匹は、人から見たリンゴ1個ほどしか無いと思うので、1ビンに5〜6匹を投入しています。

あと気づいたことですが、捕獲のうまさにも個体差があり、うまい個体は早く生長していきますが、うまくない個体は生長が遅れます。
そんな個体には、イエコオロギは難しいかもしれないのでショウジョウバエを重点的に与えています。

さらに気づいたことですが、体が重くなったせいかビンの内側に張り付く強さが減りました。
ようやくぎりぎり張り付いているかんじです。
そろそろ脚がよく引っかかるものを投入したほうがいいのかもしれません。
内側全面に巻くと中が見えなくなるので、半分ぐらい巻くことになりますが、網戸の網とかキッチンペーパーのようなものになるかもしれません。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(2) | オオカマキリ二世 | 更新情報をチェックする
2008年07月13日
前に書いたように、イエコオロギの隠れ家は紙製の筒を使って並べています。
その筒の位置により、人気度に差が出てきました。
結果から言うと、端っこの筒の人気が高く、真ん中の筒は不人気です。
その様子を見てみましょう。


イエコオロギの住居の人気度

真ん中の筒には、2匹しかいません。


イエコオロギの住居の人気度

少し端っこの筒は、かなり人気があるようです。


イエコオロギの住居の人気度

いちばん端っこの筒は…ギャァ━━(゚Д゚il!)━━ァァ!!!
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