2008年06月12日
ミノウスバの羽化観察な次第

ミノウスバのマユを5個採取したので、羽化させてみたいと思います。
採取場所は種蒔きポットから2個、ミニ鉢から2個、外壁から1個になります。
鉢からはトータルで4個採取しましたが、付いているのを知らないで、いつも水をかなりぶっかけてました。
これからもぶっかける場所になるので、採取というよりは避難になります。


ミノウスバの羽化観察な次第

ミノウスバの幼虫は、まずマユを作り、その中でサナギになります。
マユの中のサナギはそのまま夏を過ごし、秋にマユの壁を破って成虫へと羽化します。

羽化観察 秋まで待とう ミノウスバ
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2008年06月11日
ミノウスバのマユ発見!

玄関マットをはがしたら、こんなところにミノウスバのマユがっ!
このままでは、踏み潰されてしまいます。
はがしてみることにしました。


ミノウスバのマユ発見!

はがして裏返しにしたところです。
きれいにはがれず、マユに穴があいてしまいました(´・ω・`)
中には、まだサナギになっていない幼虫がいました。


ミノウスバのマユ発見!

もぞもぞ幼虫が出てきてしまいました。幼虫すまん。
体の長さは幼虫全盛期の4分の1ほどに短くなっており、驚くべき萎縮です。
幼虫は、とりあえずコケだけが生えた鉢の上に避難させました。

ミノウスバの幼虫は、人目のつかないようなところでマユを作るようです。
まだまだあちこちにいそうな気配。ちょっと探してみます。
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2008年06月09日
マユを作るミノウスバの幼虫

ワスレナグサの茎を利用して、ミノウスバの幼虫がサナギになるためのマユ作りを始めました。

最終的には全身を包むマユを作るのですが、また一部しかできていません。
しかし、その部分はすでに何百回も糸を重ねたようすがわかり、あと何百回糸を重ねると完成するのか考えると、気が遠くなります。

人間は高等生物なので、こういう一途な姿を目にすると自分自身の愚かさに気づきます。
気が遠くなるようなことでも、なんのことなくクリアしてしまう昆虫。
いやはや、昆虫さまさまなわけです。
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2008年06月03日
ミノウスバの幼虫の大移動 第2陣

マユミの木に残っていたミノウスバの幼虫が、本日いっせいに大移動をしました。
下のほうに5個の点が見えますが、それも幼虫です。
ちなみに、マユミの木にはまだ幼虫がいるので、そのうち第3弾の大移動があると思います。


ミノウスバの幼虫の大移動 第2陣

今回の大移動の規模は大きく、あっちもこっちも幼虫だらけです。
通常は横方向への移動となりますが、今回は上に上る個体も多く、理由は定かではありません。
時々近寄って、お互いに兄弟であることを認識しながらさらに移動していきます。


ミノウスバの幼虫の大移動 第2陣

意外と…と言ったら失礼ですが、チョコバナナのようでかわいい幼虫です。
秋になったら、きれいな姿で再び現れてほしいものです。
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2008年05月30日
ミノウスバの幼虫の大移動始まる

マユミの木で育っていたミノウスバの幼虫も大きくなり、今年も大移動の季節となりました。
食樹だったマユミの木を降りて、サナギになる場所を探す旅に出ます。
いっしょに生まれた兄弟たちも同時期に旅に出るので、大移動となるわけです。


ミノウスバの幼虫の大移動始まる

ワスレナグサの枝でひと休み。
移動距離は数十mを超えることもあり、このような休憩のシーンも見られます。


ミノウスバの幼虫の大移動始まる

ナデシコの茎でひと休み。
まさに、ウスバナデシコ七変化の旅なわけです。


ミノウスバの幼虫の大移動始まる

同居人だったアリと別れを惜しんで、マユミの木から離れられない個体もいます。
「幼虫が葉っぱを食べる→葉っぱの切り口から樹液が出る→アリが樹液を吸う」
両者の間にはこのような関係があり、アリも幼虫を襲おうとはしません。
アリは時々触角で幼虫に「食べて食べて」と催促をし、やさしくて断りきれない幼虫は居残り組となりますw
しかし、このまま食べ続けるとメタボになると思うので、そろそろ決別かと思われます。

旅に出たミノウスバの幼虫は、いい場所が見つかるとそこでまゆを作り、サナギになります。
暑い夏をサナギの状態で過ごし、秋になるときれいな成虫に羽化します。
去年のミノウスバの幼虫や成虫の産卵などは、こちらで書いてます。

今年の秋も、またミノウスバの成虫に会えればいいなと思います。
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2008年05月08日
ミノウスバの幼虫キタ━(゚∀゚)━!

1本のマユミの木。ここここここで書いたように、産卵された卵が無事に羽化したようで、元気そうなミノウスバの幼虫がマユミの葉を食べていました。
幼虫の数からみると、去年撮った卵が孵化したものと思われます。

ここで育った幼虫が羽化して成虫になり、ペアになって生まれ育った木に戻ってきて産卵し、その卵が孵化して幼虫になりました。
1本のマユミの木で、ミノウスバが繁殖を繰り返しています。

派手な色なのでなんとなく気持ち悪いような気がしますが、サナギになるために集団移動している幼虫の表情や、卵をひたすらに守る成虫の母性を見てしまうと、守ってあげたい気持ちが生まれます。
去年のカレンダーで考えると、幼虫たちはあと1ヶ月ほどここで生長し、サナギになるための大移動で一斉に姿を消すでしょう。
そしてまたこの木に戻り、産卵をするのでしょうか。
ミノウスバにとっては実家のような1本のマユミの木、いつまでも存在し続けてほしい木です。
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