2010年12月21日
エンマコオロギが★に

まんまるおかおに、まんまるおめめ。
春に卵から孵化したエンマコオロギの最後の個体が★になりました。
昨夜のうちに最後のお別れをし、産卵床の上でひとりで空に帰りました。

手を差し出せば逃げるくせに、目を離すと遠くからこっちをじっと見ている愛嬌がありました。
大好きな枝豆をあげると、さわっても逃げないほど夢中になって食べていました。
あんなに柔軟に動いた触角や関節も、今は枯れ枝のように硬く軽くなりました。

すべてのふ節は無くなり、産卵管は折れて割れ、触角は曲がって折れました。
満身創痍で限界まで生き抜いたその姿は、動かなくなってもまだこっちを見ています。
1人でも多くの人間を見ることができるよう、写真は正面から撮りました。
君が見たがっていた人間という生き物、これからはゆっくり見ることができますね。
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2010年12月20日
エンマコオロギ危篤

えさ交換をしようとケースの中を見てみたら、産卵床の上で動かなくなっていました。
産卵床ごと取り出してみると、前脚をぴくぴく動かしています。手の甲に乗せてじっとしていると、中脚もぴくぴく動いてきました。
しかし、その動きは非常にか弱く、来る時が来たようです。


エンマコオロギ危篤

触角は硬化し、あごも開いたまま動きません。飲んでいるのかどうかわかりませんが、ハチミツを薄めたものを口につけてあげました。


エンマコオロギ危篤

今夜が最後の別れとなるでしょう。産卵床だけを別の飼育ケースに入れ、元通りの状態に戻してあげました。
最も長生きをしたメスのエンマコオロギは、今夜静かに空に帰ります。
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2010年12月04日
ラストサムライのコオロギ

1匹が★になり、とうとう最後の個体1匹となりました。
何を話しかけているのか、しきりにこっちをじっと見ています。

元気はまだまだありますが、この個体は産卵管に損傷があって後半は十分な産卵ができませんでした。一番長生きになったのは、そのせいかもしれません。

すっかりおばあちゃんになったエンマコオロギ、穏やかに過ごしてほしいと思います。
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2010年11月26日
2匹になったエンマコオロギ

今年のエンマコオロギの飼育も終わろうとしています。
現在生きているのは2匹、飼育ケース内の配置もバリアフリーの考えを取り入れながら配置替えを行いました。
産卵床や水飲み場への動線において、段差や傾斜を全域にわたって最小限にしました。
このころの個体は"ふ節"が無いので、爪が引っ掛からない状態です。後ろ足のトゲをひっかけながら前足と中足でささえる状態で斜面を登ります。
もう産卵は無いようなので産卵床は必要ないのですが、メスとしての生きがいであったアイテムなので、癒し効果をねらって置いています。
右半分は、下にヒーターが入るのであけています。


2匹になったエンマコオロギ

生存中の2匹はどちらもメスです。左の個体は産卵管がまだしっかりしていますが、腹部は小さくなっているので産卵完了です。
右の個体はまだ腹部が膨らんでいますが、産卵管に大きな損傷があって現在は産卵できない状態にあります。
砂以外に見える顆粒状のものは全部ふん。霧吹きの無い環境でカラカラに乾燥しているので、匂いは全くありません。

この2匹ももうすぐ寿命を迎えると思いますが、過ごしやすい環境を可能な限り提供し、ストレスが最小限になるような中で余生を生きてほしいと思います。
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2010年11月21日
余生を過ごすエンマコオロギ

11月も下旬を迎えるこの季節、エンマコオロギが静かに余生を過ごしています。
確認できた範囲では4匹が★になっており、生存中の個体も体のあちこちに欠損が見られます。

自然の野原ではすでに虫の声は聞こえず、姿さえもありません。先日も氷点下を記録した北国では、もはや冬なわけです。
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2010年11月01日
乾燥赤虫を食べるエンマコオロギの動画

前にも書きましたが、動画を撮ってみました。乾燥赤虫をかじりとるように食べている様子がわかります。
カマキリだと1匹のえさをていねいにきれいに食べるのですが、エンマコオロギは1匹単位ではなく、ひとかじり単位で食べるようです。

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