2010年09月21日
エンマコオロギの産卵床3つめ設置

ピンクが、9月6日から9日まで置いた産卵床、青が9日から20日まで置いた産卵床。
1個目のときは怒涛のごとく産卵していたので、早めに取り出しました。2個目は穏やかな産卵だったので、やや長めに放置した次第。


エンマコオロギの産卵床3つめ設置

端からは3個の卵が見えました。数十個は産んでいると思われます。


エンマコオロギの産卵床3つめ設置

3個目設置。さっそく産卵しています。
まだ交尾が続いているようなので、4個目5個目を用意しなければなりません。

先日、水がこぼれた部分の砂を察知して、そこに産卵管を入れようとしていました。
慌てて「だめぇぇぇぇぇーっ!」と言ったので産みませんでしたが、産卵床の中に確実に産卵させるには他の場所を極力乾燥させなければなりません。
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2010年09月11日
交尾をするエンマコオロギ

今日も元気なエンマコオロギ。ずっと見ていると、交尾のシーンに出くわすことがあります。


交尾をするエンマコオロギ

ひとり鳴きしていたオスがメスを発見すると、急に優しい鳴き声に切り替えて近づいていきます。
そしてくるりと向きを反転させると、メスはオスの背中あたりから出る香りに引き寄せられて背中へと歩いていきます。
オスの上にメスが乗った状態になると、交尾開始です。


交尾をするエンマコオロギ

メスのお尻に精球がつきました。交尾成功です。


交尾をするエンマコオロギ

産卵床は4日間置いていたものを取り出しました。確認できた範囲でも10個以上産んでるので、数十個以上は入っていると思われます。
あんまり長く置いておくと卵だらけになって孵化率も落ちるようです。
産卵床は3個作っておいたので、2個目の産卵床を入れました。

取り出した産卵床はふたをして涼しい場所に置いておきます。
乾燥しないように時々確認しつつ、このまま放置すれば来年の初夏には孵化します。
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2010年09月09日
神秘的という言葉だけでは語りきれない行為、産卵。
この世に生を持って生まれてきた一つの命は、その命を次の世代へとつなぎます。
途中からそばで見守るオスは、たぶん交尾相手でしょう。
自身の遺伝子が確実に受け渡される瞬間を、じっと見つめています。

パソコン環境の許す限り、大きなサイズでご覧ください。720p以上がおすすめです。
産卵管の中を降りていく卵が2回見えます。

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2010年09月08日
エンマコオロギの産卵床を設置

丸1日寝かせた産卵床。いいかんじで水分が行き渡りました。若干水分が多めですが、設置時の水分としてはこんなもんでしょう。
エアコン稼働環境ではあっという間に水分が飛ぶので、水分補給を少し遅らせればいいだけです。


エンマコオロギの産卵床を設置

こんなかんじです。


エンマコオロギの産卵床を設置

エンマコオロギはプラスチックのようなものに上れないので、メラミンスポンジで上り壁を製作。
しかし、木炭に産卵床をくっつけて設置すればいいことに気づき、ボツとなりました。


エンマコオロギの産卵床を設置

まあせっかく作ったので、初回だけのスポンジ壁。木炭を伝わって、容易に産卵床に入ることができます。
産卵床を設置して数十分後、メスが産卵していました。交尾の形跡は確認できませんでしたが、すでに交尾済だったようです。
産卵動画を現在編集中なので、次回に産卵の様子をアップします。

エンマコオロギは乾燥環境を好みますが、産卵だけは湿った場所を選びます。
このような生態を持つ昆虫の場合、産卵床を置けばそこだけに産卵してくれるので、その後の管理が楽になります。
産卵床は個々に取り出して管理できますし、産卵日がほぼわかります。
スズムシの場合は湿った環境が好きなので、飼育マットは常に湿っており、そこに産卵してしまいます。よって、いつごろからいつごろまで産卵したのかも不鮮明になり、管理も飼育ケースごとやることになります。
ちなみに、湿ったマットでエンマコオロギを飼った場合、産卵はそのマット全体に行われます。しかし、そもそも乾燥下が好きなので、乾燥した居住区プラス湿った産卵床にするのが良いと思います。
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2010年09月07日
まだ交尾は確認していませんが、そろそろなので産卵床を用意することにしました。
材料は、ピートモス・黒土・川砂が4:2:1ぐらい。ピートモスと黒土の固まりは指で可能な限りつぶし、最終的に全部混ぜたものをふるいにかけます。


エンマコオロギの産卵床を用意

ふるいにかけられた混合材料。さらさらふかふかの状態。


エンマコオロギの産卵床を用意

こっちは、ふるいに残った混合材料。指でつぶしきれなかったものや大きな砂粒が入っています。


エンマコオロギの産卵床を用意

さらさらふかふかなほうの混合材料を深めのタッパーに入れ、霧吹きで水を注入します。
ピートモスの性質上、はじめはなかなか水を吸い込んでくれません。ある程度水を注入したら、ふたをして丸1日ぐらい放置してなじませます。室温で蒸らすようなかんじです。


エンマコオロギの産卵床を用意

底のほうにも色が濃くなっている部分が少しあるので、水は下まで届いています。
1日放置して水の量が足りなければまた足せますが、多い場合は蒸発させるのに時間がかかるので、今の段階ではちょっと少ないかなぐらいで止めます。
理想はカブ幼虫マットと同じぐらいで、ギュッとにぎって水が滴らない程度。湿気と共に通気性も確保する必要があります。


エンマコオロギの産卵床を用意

今回は3個作りましたが、いちばん上の1個はふるいにかけない混合材料を投入。産卵のしやすさやメスの嗜好、水分の蒸発具合などを見る実験です。
1日放置していい具合になっていたら、さっそく1個を飼育ケース内に入れてみる次第。
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2010年09月07日
まずは前置き。

右側で枝豆を食べているのはメス。その横でオスAが鳴きながらアピールをしています。
そこへ奥のほうから急速に近づく別のオスB。びびったオスAはメスに軽く蹴られて退散します。

しめしめとばかりにメスの食べている枝豆に手を出したオスB。
これにはメスも激怒して、オスBを思いっきり蹴り飛ばしてしまいました。
すっかり萎縮してしまったオスBは、メスの怖さを知ったのでありました。

しかし、オスのエンマコオロギというものは、怖いながらもたくましいメスが好きなのであります。
オスAとオスBが懲りずにメスにアピールしながら枝豆を食べているのでありました。

以上を踏まえて動画を見るとわかりやすいと思います。

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