2011年09月21日
ムネアカオオアリの妙な行動

現在生存中の働きアリです。個体の大部分の腹部はパンパンに膨らんでおり、2匹だけ膨らんでいません。
膨らんでいない個体は、恐らく巣の警備役専属の個体だと思います。

それはいいのですが、この時はなぜか居住区から引っ越して、えさ場兼ゴミ捨て場の中の水用のスポンジの上に集まっていました。ちなみに、このときのスポンジは乾いています。寒かったので冷たい石膏の上を嫌ったのでしょうか。
このままでは水もえさもあげられないので、この部屋の中に大きめの生きたヨトウムシを投入し、パニックを起こさせて居住区に戻っていただきました。そのあと移動用チューブに栓をして、無事に掃除とえさの交換ができたわけです。

この写真の中央付近にクリーム色の物体を抱えている個体がいますが、これは数匹のミニミニ幼虫です。
女王アリが他界してから今なおミニミニ幼虫の形で管理されているのが実に不思議です。生長の停止や開始をフェロモンで制御されていることは明らかですが、長い期間ミニミニ幼虫のままで生き続けると考えるのは不自然なので、仮死状態で存在し続けると解釈したほうがいいかもしれません。

今気になっているのが、ウィキペディアの以下の文章。
「女王アリが欠けた場合には卵巣が発達して産卵を開始することがある。」
写真の働きアリの膨らみ具合が、ちょっと膨らみすぎだと思うわけです。すでに限界近くまで膨らんでおり、もしこれが卵巣の発達なのであれば今後産卵があるかもしれません。
つか、今抱えているミニミニ幼虫は、すでに産卵後のものだったら驚きです。
このあたりの証明は、卵の発見が必要です。今現在卵は存在していないので、ここに卵が新たに現れたとすれば、それは間違いなく働きアリが産んだものということになります。
今後、さらに注意深く観察をしなければなりません。

ちなみにアリの有精卵はメスになりますが無精卵はオス(羽アリ)になると言われています。この説が『女王アリが欠けた場合に卵巣が発達した働きアリが産んだ卵』にも当てはまるとすれば、今後登場するかもしれない卵はすべて無精卵なので最終的に羽アリが誕生するということになります。
もしそうなるとしたなら、今回のスポンジ集合の行動の意味が今後わかってくるのかもしれません。

…といろいろ妄想するのですが、冬に備えての単なる体内栄養貯蔵かもしれないのであしからずw


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2011年08月30日
動きを止めるムネアカオオアリ

数匹の小さな幼虫がいますが、女王アリ亡きあとの巣では働きアリの動きは最小限になりました。
動かない育児係の働きアリと動き回る警備役の働きアリに2分化されていましたが、今では警備役の働きアリもほとんど動きません。

動きを止めるムネアカオオアリ

全数ではありませんが、ほとんどの働きアリは腹部をパンパンにした状態でじっとしています。
大災害や戦時下では人間は最大限に自衛手段を講じますが、巣の中の社会性や秩序に大きな変化があった今、個々の働きアリたちはこうして自身が生きるための自衛手段をとっているのかもしれません。


動きを止めるムネアカオオアリ

しかし、このように腹部を膨らませていない働きアリも数匹はいます。恐らく、警備役出身の働きアリです。最小限の警備は必要なので、こうした個体も存在するのかもしれません。
腹部に凹みが確認できますが、穴は開いていません。

現在のえさは、昆虫ゼリー、固形メープルシロップ、蚊やハエなどです。働きアリの食べ物は糖分なのですが、育児の必要性がほぼゼロになったにもかかわらず、ハエや蚊などの動物性のえさも積極的に食べているのが不思議です。
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2011年08月15日
ムネアカオオアリの引っ越し

女王アリがいない家族なので、これ以上個体数が増えることはありません。そんなわけで、全部で3つあった部屋のうち居住区のひとつを撤去して写真のようにしました。
ところが、アリたちはえエサ場兼ゴミ捨て場に住み始めました。居住区の石膏の表面を削ってきれいにしたのですが、巣の匂いが激減したのが原因かもしれません。


ムネアカオオアリの引っ越し

みんなここにいます。おかげでエサの交換や水の補充ができなくて困っています。どうしましょうw


ムネアカオオアリの引っ越し

みんな腹部がパンパンなので、とりあえず空腹ではないようです。ちなみに右端に見える白いものは3匹の幼虫です。前は卵ぐらいの大きさだったので非常用食糧にするのかと思っていましたが、少し大きくなりました。この3匹も羽化させる気になったようです。
暑さしのぎなら、ひんやりする石膏の上のほうがよさそうなのですが、まさに想定外な次第。
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2011年07月29日
15匹のムネアカオオアリ

たまに★になる老婆の働きアリもいますが、それ以上に羽化する個体も多いので、現在15匹になっています。


15匹のムネアカオオアリ

マユサナギが1匹、大型幼虫が1匹、ミニ幼虫が4匹。誰かが産卵しているのではと思いたいですが、これらは全部★になった女王アリが産んだものです。
ほぼ同じ時季に産まれた卵でも、その後の働きアリの育児制御でこれだけの差が出ています。


15匹のムネアカオオアリ

今日の動物性えさは、幼齢のヨトウムシ。
投入直後の狩りは胸が赤いベテランの働きアリが行い、食べるのは胸が黄色い若い働きアリです。
働きアリの生きるエネルギーは基本的に糖分になりますが、幼虫が育つ栄養分は動物性の栄養になります。
従って、幼虫を育てる役割を持つ若い働きアリがこの栄養を摂取し、口移しで幼虫に与えます。
実際に幼齢ヨトウムシを食べているのは黄色い働きアリ、その周囲に赤い働きアリがいることが写真でもわかります。


15匹のムネアカオオアリ

しぼんだ風船のようになった幼齢ヨトウムシ。ベテランの働きアリがゴミ捨て場に運ぼうとしています。
さっきまで群がっていた若い働きアリの腹部が緑色になり、ムネアカハラミドリオオアリとなりました。

.....@ノ”<ぼくもニンジン食べるとムネアカマイマイだお
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2011年07月25日
12匹のムネアカオオアリ

マユからの羽化が進み、現在12匹になっています。写真では11匹ですが、えさ場のほうに1匹行っている状態です。
胸部の色が薄いものが若い個体、濃いものがベテランの個体です。

若い個体が増えるにつれ、今まで育児係だったベテランの個体の一部が巣の管理係に移りました。結果的に、うろうろする個体が増えたように見えます。
写真ではわかりづらいですが、体長が1〜2mmほどの幼虫が数匹います。これは何らかの手段で明らかに生長を止められており、食糧用として確保しているのかもしれません。
育児用の動物性のえさが不足になった状況で使うと思われるので、カゲロウなどの生餌は積極的に与えています。

ガガンボは比較的好物な生餌になりますが、生殺しや死んだ直後のガガンボには注意が必要です。
体は死んでも腹部だけはそれ以降も長く生き続け、メスだとそこから100個以上の産卵を始めます。
卵は黒くて小さなものなので気持ちが悪いということはありませんが、卵の腐敗後には巣の中が不衛生になるので注意です。ちなみに、この卵はアリは食べません。
また、蚊やカゲロウ系だと素直に食べますが、ハエ系ではなぜか長時間の戦闘が始まります。ハエがすでに死んでいても、蟻のほうはアゴを開いて何度も突っつくようなしぐさを繰り返します。体力の消耗という点では、あまり好ましいとは言えません。ただ、蟻酸をふりかけるようなしぐさは見せないので、本格的な戦闘というよりは過度な警戒だと思います。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(8) | ムネアカオオアリ | 更新情報をチェックする
2011年07月06日
2匹目の働きアリが羽化

中央にいるのが今年2匹目羽化の個体、左上が先日羽化した個体、右下が従来からの個体。
今回羽化した個体ですが、動きがおぼつかない様子です。マユの殻を破られて引っ張り出されてから、かなりの時間動きませんでした。通常なら数時間後には歩きだしますが、今回は数日経ってもまだ歩きだしません。
これまでの体の色の変化の経過から判断すれば、殻を破るのがちょっと早かった可能性があります。つまり、未熟児状態で生まれたということです。
数の確保を考えて引っ張り出すタイミングを間違ったとすれば、それは働きアリのあせりかもしれません。


2匹目の働きアリが羽化

先日羽化したばかりの個体が、その数日後に羽化した個体を世話しています。母から世話される者、遠い姉から世話される者、すぐ上の姉から世話される者、アリの世界はいろいろです。
ちなみに、左上には抜け殻のマユが写っています。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(0) | ムネアカオオアリ | 更新情報をチェックする
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