ムスカリは土の中で子球がどんどん増えていくので、数年に一度は掘り上げて植えなおしたほうがいいと言われています。
これまでも何度か掘り上げて植えなおしましたが、今回もやります。




土の中には大きな親球と小さな子球がたくさんありました。ざっと数百個はあったと思います。




大きめのものを選んで根を切って洗浄。




大きさは、1.5〜2cmぐらい。




これをネットに入れて、秋まで吊るしておきます。
秋になったら、また植えなおす手順。めんどくさい作業ですが、これをやらないと大きな花が咲かなくなってしまうので、やはり必要な作業なのであります。

プランターのムスカリがいいかんじに満開になりました。




ムスクの香りがプンプンします。この香りが大好きです。




花に鼻をかなり近づけて香りを嗅ぐので、たまに花粉を吸ってくしゃみをします。

夏は暑くて葉を落とすくせに、冬は葉先を紫色にしてまで意地になって葉を維持するムスカリ。
みずみずしく柔軟な葉質になっていますが、まあ、霜よけにもなりそうです。
春になると、この葉の隙間から紫色のつぼみがニョッキリと顔を出します。
今夜のムスカリは、先日降った雪の下。そして氷点下二桁の気温。

昨年の球根肥大化がうまくいったのか、今年は今までにないレベルの大きな花房になっています。
ただ、今年はハナアブ系が姿を見せるのが遅くなっており、静かな春になっています。




ムスクの香りプンプンの花。

去年の秋に掘り起こして植えなおし、冬の間も外に置きっぱなしにしていたほうのムスカリが、ようやく満開になりました。
花期の時（現在）に葉の量を減らすため、去年植え替える時期を遅めにしたわけですが、いいかんじで成功しました。
このまま放置すれば、来年の今ごろはまた葉っぱだらけの中で開花となるでしょう。




ちなみに、これは庭に植えてあるほうのムスカリ。本来はこんな感じで開花となります。葉の量が違いますｗ
葉がメドゥーサ状態になるので花期が終われば切りたくなりますが、この葉で作られた養分が球根に運ばれ、それで球根が肥大し、その大きな球根が翌年の大きな花を咲かせるわけです。
なので、メドゥーサ状態の葉は切るに切れないわけで、ここがムスカリ栽培の唯一の悩みどころ。
この写真のムスカリは地面に植えており、しかも何年も植え替えていません。葉の量も多いですが花も大きいです。土の中の球根もかなり大きいはずです。きっとこれが本来の姿なんでしょうな。

冬に車庫の中に置いていたムスカリも満開状態となりました。付近でも満開なので、今が時期のようです。




ムスクの香りがします。




年中外に置いているほうも開花。




半分くらい咲いたようです。
これでハナアブたちもおなかいっぱい蜜を吸えるでしょう。